"コイン"

@Yoshida_yurei

第1話 "表裏のない少年"

とある治安の悪い高校に一人の少年が入学してきました。少年の名は”梶原”私はこの少年の過去を知りません。ただこの少年の内に眠っている優しさを知りました。下人の私にはこの治安の悪い学校で不の雰囲気を照らす一筋の光に見えました。表裏のないそんな少年の行く末を見てみたいのです。私のように下人(裏)になるのもよし、そのまま純粋(表)に生きるのもよし。私のように(裏)を人に見せなければ永遠に人に受け止めてもらうことは無くなる。ただ(表)も(裏)も等しく人に見せれば必ず理解者は生まれる。支えになってくれる人が出来る。この”物語は”この少年の分岐点、そして"梶原"の体験談と下人の私の体験談と願いの物語だ。と言っても"体験談"と"願い"の他に"憎悪"を込めた災厄な"物語"


この少年が入学したのは過去に殺人や窃盗、虐め、喫煙。過去そして今現在も行われている。私が下人なら過ちを犯した彼らは”人”ではなく”猿”やもしれない。"猿""人間の形をしているが言葉や行動が人間とは違う。なので私は考えた。

"人"とは少なくても同じ種族を虐めるなどそんな愚かな行為はしない。現に動物でも縄張り争いや共食いをしても極限状態ではない限り滅多に行わない。なら同じ種族、同じ”人間”、同じ学び舎で学ぶ人間なのに、極限状態でもないのに……………。何故彼らは同じ人間を下げしむのだろう。考えても答えは出て来やしない。だからこの物語に出てくる"犯しな人間"を"猿"と呼ぶことにする。

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