第4話 奴の名は
血液検査に行く日。
『いつでも一緒やで☆』とばかりにやって来る生理。ふざけんな!お呼びやないねん!ほんま腹立つ!
腹立たしさを抱えつつも病院へと向かい、いざ血液検査。
血抜いてるところってガン見してまうよね~
結果が出て診察室へ。
入るなり「うん。貧血やね。」と。
ヘモグロビンが8.2ぐらいしかなかった…。そこそこ低めですな。
で、女性の貧血は子宮筋腫が原因の事が多いから一度婦人科で検査受けて来てくださいと言われてしまった。
そう。薄っすら思ってはいた。なんなら周りから絶対子宮筋腫やから病院行け!とも言われていた。
・夜用のデカいナプキンが2時間で許容量120%になる事。
・なんか気付いたら生理が2週間ぐらい続くようになってた事。
・貧血キッツイ事。
・なんか下腹に固いものがあるような?
これらの症状は全て奴のせいやったんや…。
知らん間に人の体に浸食してくさった憎い奴。その名は子宮筋腫ってね。
いや、でもまだ確定したわけやない。
私の体が子宮筋腫に浸食されてるなんて。そんなの嘘だっ!
子宮筋腫を認める自分と認めやん自分で、もう情緒が滅茶苦茶だあ!
婦人科に行くの嫌すぎる…。
でも貧血の治療の為には何由来の貧血か調べる必要があるわけで…。
貧血は治したいけど婦人科は嫌だ。
この日めっちゃ憂鬱な気持ちで家に帰ったよね…。
続く
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