第2話 貧血 ダル重~

自分の体の中で奴が着実に勢力を伸ばしつつあることなど露知らず。

なんとな~く体の調子が悪いなあと思いつつも特に何をするでもなく日々は過ぎてゆくのである。


私の生理の症状の内の一つが貧血。

この貧血が厄介で普段は軽い眩暈や立ち眩み程度なんやけど、数年に一度ヤバいレベルの貧血を起こすことがあった。この貧血くらうと耳鳴り吐き気眩暈歩行困難顔面真っ青とフルコンボだどん★状態に。

何年も前やけど、夏場に朝起きてすぐ動けんくなって救急車で運ばれた事がある。

あれも今思えば生理による貧血アタックのせいではと思ってる。

家に帰って来てすぐ生理来たし。


そんな疎ましい貧血。私も必死に抵抗してサプリ飲んだりほうれん草食べたりと色々やってみたけど果たして効果があったんかはどうなんか。


そして子宮とバイバイする2年前ぐらいからは頻繁に貧血アタックをくらうようになっていた。辛すぎる…。

しかも何かずっと倦怠感があってちょっと動くと滅茶苦茶疲れる。家の階段ですら踊りながら登ると息切れして倒れ込む始末。

常に顔色悪いって言われるし目の下のくまもヤバい。兄には薬中の奴みたいやと笑われ(怒)唇も色くそ悪くて常に白い。

この頃はほんまに常にしんどくて直ぐ横になってたな。遊びに行くのも億劫やった。


まあこれら全て奴のせいだったわけですわ。


そして遂に決定打となる出来事が起こるのである。



続く






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