第8話お嬢様はスライムキングに勝つそうです
「ブクブクブク(どんどん身代わりのお守りが壊れていくわ。)」
「お嬢様、スライムの中で喋っても何も聞こえません。お嬢様、私の声は聞こえますか?」
「ブクブクブクブク(執事の猿の鳴き声みたいな声なら聞こえるわ。)」
「お嬢様、なんとなく口の動きから貶しているのは分かってるんすよ。貶すのは後にしてください。…それでお嬢様、僕が指示するのでスライムの核をかみ砕いてください。」
「ブクブク(任せなさい)」
「それじゃあもう少し横に泳いでください!」
「ブクブク(分かったわ。)」
「そこら辺に核があるでしょう?それを噛んでください」
「ガブッ」
「ガアアアア!」
「もっと噛んでください!」
「ガブッガブッ」
「ガアアアアアアアア」
その時、スライムがメアリを吐き出した。
「これで思いっきり殴れますね。【40%憤怒パンチ50連撃】」
パーン
スライムは風船のように消し飛んだ。
「お嬢様、大丈夫で…しょう…か?」
「スライムのせいでべとべとするわ…。って、どうしたの執事?顔を逸らして何かあった?」
「えー、えっとお嬢様服がスライムの液体ではだけているので…服を着直してもらっていいですかね?」
紳士の諸君どこがはだけているかは君たちの想像に任せた! (作者)
「…あら、いつもロリだとか見た目詐欺とか言ってる相手の姿で欲情しているのかしら?」
「欲情してるっていうかその…後が怖いのでとりあえず僕の服を着といてください。」
そういって執事は自分の黒いスーツをメアリに着せた。
「今日は疲れたわ。執事帰りましょう。」
「そうですね。…主人様には僕がお嬢様の裸体を見たなど言わないでくださいね。」
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~屋敷にて~
「おおー!二人とも帰ってきたか!メアリ何も無かったか?ってどうしてそんなヌメヌメなんだ!?まさか…執事!?」
「主人様、誓って僕は何もしてませんからね。…何もしてないから首元に剣を向けるの辞めてもらえません?」
「お父様、抱きつくの辞めてもらってもらっていいですか?」
「メアリ、正直に執事に何をされたか言ってみなさい?」
「お父様、実は執事に○○○を見られたり×××を触られたりしました。」
「しーつーじ君?」
「主人様、○○○は見てしまいましたが×××を触ってはいません。」
「○○○は見たのか、執事君?」
「待ってください、成り行きというものが…。」
「執事君、君は千枚分反省文ね。メアリには慰めとしてプレゼントをあげるよ。」
「有給が無駄になっただけでなく反省文まで…」
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