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  • この先にへの応援コメント

    最近の御作には割と重めのテーマが据えられている事が多いように思いますが、「何故争うのか、どうして争いはなくならないのか」という、不変且つ永遠とも言えるテーマをここまでスッキリまとめられるセンス…ちょっと圧巻ですね。

    職場や隣人といった狭いコミュニティーどころか、血を分けた親兄弟とさえ平気で争ったりするのが人間です。戦争がなくなるのなんて、一体いつになるやら見当もつきません。
    本当は、考えるまでもない事なんですよね。たったの一歩を譲るだけなんです。

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    こんばんは

    四千文字で、深い物語でしたね。
    圧倒的な世界観でした。
    この二国間に、もう戦がおこりませんように、と祈ります。

  • この先にへの応援コメント

    元はひとつの国であったという左右の二国。人の争いは終わらない。事の起こりは個人的な些細なものでも人を巻き込み大きなものとなる。同じ人同士どうして啀み合い、争うのか。罪のない者まで巻き込んで、合法的に殺戮を行う。しかしそこに争うに値する確かな皮切りがあったのだ。

    たとえそれが家族と言う小さな単位であっても、愛し合っていたはずの夫婦であったとしても、争いは起こる、人とは愚かな生き物だ。

    苦知らずの国は沖縄のニライカナイを思わせてくれます。沖縄は侵略の歴史ばかりですが、元は平和な琉球王朝だった。誰も争いなんか求めていなかったでしょうに。侵略され、壊され、犯され、無惨に殺された。それでも「なんくるないさー」と言って笑います。

    沖縄には争わなければならないようなことは何もなかった。ただ、無駄に戦いを強要されて、土地を奪われ、歴史を壊され、優しい命を散らしただけだ。亡くなった人達はニライカナイへ還ると言います。

    私は思います。ニライカナイが苦知らずの国のようであったとしても、それが何だというのか。きっと悔しかっただろうし、無念だっただろう。心が引き裂かれる思いをしただろうと思います。でも、沖縄の人はそれを口に出しません。平和記念公園の平和の礎には戦争で亡くなった米国人と一緒に沖縄県民の名前も刻まれております。しかし、沖縄の人はそれを受け入れております。戦争を憎んで人を憎まずの精神が琉球王朝の全ての人に刻まれているからです。沖縄は日本でありながら日本ではなく、同じ扱いをうけておりません。今も植民地と何ら変わらない扱いでしょう。

    人は愚かだ。

    残された王子たち。二人の王子には明確な答えは出せなかったとしております。そして、どうすればいい、と悩んでおります。そうです。悩まなくてはなりません。国民の為、家族の為、未来の子孫の為にどうあるべきか。

    悩まなければなりません。

    考えなければなりません。

    今、我々に何が出来るのか。

    他人事ではないでしょう。ちゃんと隣の人を愛せているのか、先ずそこから考えるべきでしょうね。

    素敵なお話をありがとうございますm(_ _)m


  • 編集済

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    なんと! 幻影師が隣国の王子だったとは。
    まあ妻子を殺されたら報復しますよね。
    でも現実に起こっている戦争を見ると、報復しあって止まらないという。
    江戸幕府が敵討ちを禁じたのは賢明だったでしょう。

    うん、でも妻子を殺されたらやっぱり復讐しますね汗

    4000文字でこの深さはすごい・・・短編賞、挑戦したいけど・・・自信がなくなる名作読んじゃった!!

  • この先にへの応援コメント

    読み終わった後に、深いため息が出るようなお話でした。
    戦争がいかに愚かなことか、とても考えさせられます。

    きっと二人の王子たちなら明るい未来を築けるだろうという、希望が持てる終わり方が好きでした。

    作者からの返信

    陽咲乃様

    読んで下さってありがとうございます。

    最近のニュースを見ていると、あれこれと考えてしまいます。人間は争うことをやめられないものなのでしょうか…。
    二人の王子がこの先何を選び取るのか。希望を感じて下さって嬉しいです。

    ☆も♡もコメントも嬉しいです。
    ありがとうございました!

  • この先にへの応援コメント

    鯨を苦知らずと読む発想力に感嘆いたしました。敵国に踏み込めば、そこには同じ平和を望む人ばかり。対立し合う長い歴史と、どのように折り合いをつけていくか……この二人の王子が活路を見出してくれることを、願わずにはいられません。

    作者からの返信

    ふりったぁ様

    読んで下さってありがとうございます。

    お褒め頂いて恐縮ですが、私が考えたわけではなく…鯨は「苦知らず」、梟は「不苦労」なんて語呂合わせがあるのです。御守とかでも使われていたりします。

    「敵国」というと相容れない気がしますが、そこに暮らすのは結局同じ人間のはずですよね。二人の王子が何を選び、人々を導くのか、読まれた方が一緒に考えて下さると良いなぁ…と思います。

    ☆も♡もコメントも嬉しいです。
    ありがとうございました!

  • この先にへの応援コメント

    お題でカクコン挑戦企画にご参加ありがとうございます🙇
    はぁぁ~(〃艸〃)
    素敵でした(*´-`)
    まず鯨を苦知らずともじったところでゾクッときました!
    なんて素敵な言葉なのでしょう(;o;)
    そして二国の王子たちの苦悩
    始まってしまった争いに復讐の連鎖が絡まって苦しみもがく者たち
    どうにかこの争いを終らせてほしいと心から願います
    🐳

    作者からの返信

    クロノヒョウ様

    読んで下さってありがとうございます。そしていつも素敵なお題をありがとうございます。

    鯨は「苦知らず」、梟は「不苦労」なんて語呂合わせがありまして、御守とかもあったりするのです。語呂合わせ、好きなもので…(笑)。

    報復、報復…いつまでたっても終わらない争いは、一体何の為なのか…色々ぐるぐるしていたら、こんな物語を書いていました。
    二国の王子はどうやって人々を導くのか、読まれた方が一緒に考えて下さると良いなぁと思います。

    ☆も♡もコメントも嬉しいです。
    ありがとうございました!

  • この先にへの応援コメント

    なんとも言えない余韻の残る物語でした。
    単純に平和が一番なんて事は言えません。理屈で考える平和など、全く意味がないです。私は「こころ」を大切に考えます。妻と娘を殺された無念で戦争を起こす事も、争いの愚かさに「未来」を考える事も、すべて「こころ」です。
    理屈や法律でなく、「こころ」で世界が考えれればなぁといつも思っています( ;∀;)

    作者からの返信

    福山典雅様

    読んで下さってありがとうございます。

    「こころ」、大事だと思います。心あってこそ人間。だからこそ、迷いも間違いもするのですけれどもね。複雑な生き物だと思います。
    争いなく、平和な世であって欲しいと願うことも本当なら、もし家族を不当に奪われても同じことを言えるかと問われれば、即答できないのも本当のこと。ぐるぐるしちゃいますね…、すみません、こんなの書いちゃって…(@_@;)

    ☆も♡もコメントも嬉しいです。
    ありがとうございました!

  • この先にへの応援コメント

    深いお話でした。このあと、ふたりの王子はどう選択していくのか。
    私達にとって、なにが幸いなのか。
    考えさせられます。
    今日は、ノーベル平和賞の授賞式の日。争いの無い世界を祈ります。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    春渡夏歩様

    読んで下さってありがとうございます。

    ちょうどノーベル平和賞授賞式の日でしたね。最近のニュースを見ていたら、色々とぐるぐる考えてしまいます。
    争いのない世界が一番だと思いますが、もしも自分の家族が…?なんてことを想像すると、単純な答えは出ません。
    二人の王子が、人々をどう導くのか。読まれた方が考えて下さると良いなと思いました。

    ☆も♡もコメントも、そして語り掛ける素敵なレビューを頂き、嬉しいです。
    ありがとうございました!

  • この先にへの応援コメント

    こんばんは。
    王子二人は、これからどうしていくのか。

    相手を思い遣ることの意味を考えることができそうなもの同士、分かり合えるように努力をすることができそうな、断定的ではない希望がとても素晴らしいですね。
    近いお迎えの日には、王が安らかに眠られますように。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    豆ははこ様

    おはようございます。
    読んで下さってありがとうございます。

    今までの二国の有り様に、これから先の未来に、小さな疑問を落とした王子二人。それが波紋のように広がって、多くを変えていくことが出来るのでしょうか。それとも…。

    最近のニュースを見ていたら、色々と考えてぐるぐると…。それで、こんな物語を書いてみました。

    王の安息を願って下さり、ありがとうございました。

    ☆も♡もコメントも嬉しいです。
    ありがとうございました!

  • この先にへの応援コメント

    イベントにご参加くださり、ありがとうございます!隣り合う右国と左国の長きに渡る戦。左国の王は相当の覚悟を持って戦を続けたのですね。王妃と王女が殺さなければならなかった理由は分からずとも、戦に大義名分などあるものかと思います。左には左の、右には右の言い分が合った。それだけなのでしょう。非常に心に残る物語でございました。

    カクヨムコンも始まり、私も「リリア」でエントリーしております。バリバリのコメディで恥ずかしいですが、遊びに来てくださると嬉しいです!

    まだまだコンテストは始まったばかり。一緒にがんばりましょう♪

    作者からの返信

    ノエルアリ様

    読んで下さってありがとうございます。

    左国には左国の、右国には右国の言い分がある。きっとそうなのでしょうね。そうして戦う先に何があるのか…。
    未来に光あることを願います。

    ☆も♡もコメントも嬉しいです。
    そして、自主企画に参加させて頂き、ありがとうございます。
    御作にも、また余裕のある時にお邪魔させて頂きますね。
    ありがとうございました!

  • この先にへの応援コメント

    争いは何も遺さない。それどころか命をなくし国を亡ぼす。
    何百年と繰り返してきたことなのに人は愚かなのか、また繰り返す。
    この次世代の王たちはそれに気付いているような。
    みんなが鯨の国に行けるようになるといいなあ。

    作者からの返信

    オカン🐷様

    読んで下さってありがとうございます。

    『争いは何も遺さない。』
    そうですよね。でも人間は争いを止めない。どうしてなのでしょう。
    もしも、自分が家族を奪われたら…??
    そんなことをぐるぐると考えながら書きました。
    皆が鯨の国に行きたいと思えれば、世は変わるのかしら…。

    ☆も♡もコメントも嬉しいです。
    ありがとうございました!

  • この先にへの応援コメント

    ほわぁ〜

    スケールがデカい
    奥が深い

    なんで皆戦うのだろう?

    作者からの返信

    @to-sanka-3様

    読んで下さってありがとうございます。

    スケールがデカいなんて、お恥ずかしい(^_^;)
    でも、最近のニュースを見ていたら、書きたくなったのです。
    本当に、どうして戦うのでしょうね…。

    ☆も♡もコメントも、そしていち早くレビューを頂き、嬉しいです。
    ありがとうございました!


  • 編集済

    この先にへの応援コメント

    鯨の『苦知らずの国』……壮大なスケールの海と山の物語ですね~。
    内陸部の住人として、たいへん興味深く拝読させていただきました。

    作者からの返信

    上月くるを様

    読んで下さってありがとうございます。

    鯨が「苦知らず」とか、梟が「不苦労」とか。そんな語呂合わせのようなものが好きなのです。
    壮大なスケール、なんて、お恥ずかしい(^_^;)
    ありがとうございます。

    ☆も♡もコメントも嬉しいです。
    ありがとうございました!