歴史の違う日本、違う世界の華族社会で生きる転生者の葛藤、孤独

過去に、転生者の影響で別の歴史の変わった日本。華族制度が生きる社会に生まれた転生者である主人公は、なかなかこの世界を現実のものと捉えられません。
しかし、現地に生きる友人たちのお陰で、少しずつこの世界で生きる感触を得ていきます。
別の世界に生まれ、異なる華族の価値観に戸惑いながらも、文学を通してこの世界に何かを刻みつけようとする主人公の姿に心打たれ、応援したくなります。

正直、これはもっと評価されてもいいはず!
是非、おすすめしたい一作です。