夜の散歩をしている人の話

 本日は1年間この街で夜の散歩をしているというFさんに話を聞いてみました。

 

Fさんはこの街の出身の方なのですか?

 「いえ、別の地域から3年ほど前に引っ越してきました。」

なぜこの街に引っ越そうと思ったのでしょうか。

 「なんというか、この街の土地が自分に合ってる気がして。そんなフワッとした理由です。」

なるほど、では夜の散歩について質問をしていきます。1年間も同じように散歩を継続できたのはなぜなのでしょうか?

 「最初は夜中に飲み物が欲しくなって、自販機を探したことから始まりました。実はこの街、自販機が極端に少ないんですよ。探し始めてから1時間ぐらい歩いて、ようやく見つけた自販機には、炭酸水が売っていたんです。この炭酸水がおいしくて、また買いたいなって思ったんですけど、その自販機の場所がどこにあるのかわからなくなってしまって。それを探してやろう!って思いながら今日まで散歩していたんですよ。」

その自販機がFさんの原動力であるわけですね。

 「そうなりますね。」

ちなみに、その自販機て売っていた炭酸水は市販では販売されていないのですか?

 「そうなんですよ。どこのお店に行っても売ってないんです。でもあの味が忘れられないんですよ。鉄分豊富な感じ?がしていた気がします。」

鉄分は大事ですよ。ミネラル豊富な炭酸水はよくありますが、鉄分豊富な炭酸水はあまり売っていないように感じます。

 「だからこそ、その自販機を探して夜な夜な散歩を続けているわけです。」




本日は毎日の日課をこなすFさんに話を聞いてみました。Fさんありがとうございました。

 「ありがとうございました。」

次回はT大学のCサークルさんの活動に関する話を聞いていきたいと思います。

 

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