第16話 日常
「ふぁ〜」
何も変わらない朝が来た。最近色々ありすぎて相当疲れている。神様とか殺し合いとか忘れたいな〜。
ん?そういえばケルトさん達も能力者なのかな?だとしたらどんな能力だろう。ケルトさんすっごい強いし、身体能力とか操れるのかな。
バクは予想出来ないな〜。そういえばナイフみたいなの持ってたな。あれで戦うのかな?
トラさんはどうなんだろ。でっかいハンマー持ってたけどあれで戦うんだろうな。どんな能力なんだろ。
…………てかみんな殺傷能力高くない?自衛のため…だよね?
「ねみー」
今日は何しよっかな〜。とりまイリウスに何かしてやんねーとな。何が残ってる?能力はまだ使えねーし、神力は教えたし、ローディアについても教えちまったな。神についてだとか〜後は何かあるか?俺に教えれることって少ねーんだな。後は修行させるだけか…もっと色々してーなー早く1人前になってくれねーかなー。
「はー…」
流石に凹むぞ…新しく来たばかりのイリウスがとんでもない才能の持ち主なんて…我なんてトラやケルトにも及んでおらぬのにイリウスにも抜かされてしまう…悪い気はせんが悲しいの…最初の頃酷いことしたけど恨んでないと良いの〜。我に出来ることとしたら色々教えてやることのみだな。後はまぁ色々か…
「うーぬ…」
とりあえず朝食は作り終えたが…いつ呼ぶか…俺だってイリウスと仲良くしたいんだぞ全く。ケルトのやつめ独り占めしやがって。俺の飯でもイリウスは食べてくれてるがケルトとどっちが美味いんだ?まぁ100%俺の方が美味いと思うがな。はー…主は上手いことやってるのに俺と来たら…イリウスを命がけで守るとは言ったものの家に来るバカなんぞいる訳ないんだよな…って事は俺の出番なし!?それは流石にまずいぞ!
「おはようございますです!」
「「「お、おはよう」」」
「良い匂いしてついつい来ちゃったです!」
「お、おー。そうか?」
「そうですよ!ケルトさんのご飯も美味しいですけど、トラさんのご飯もすっごく美味しいです!」
(よっしゃゃゃゃ!)
「そーんな無理して褒めなくたって良いんだぜ?イリウス」
「無理なんてしてないですよ?」
あーあ、場が静まっちゃった…ケルトさんとトラさんは喧嘩ばっかだな〜。どうにかしたい…
とりあえずご飯の時間を食べることにした僕。
「ご飯美味しいです!」
「トラの飯は美味いであろう?」
「うん!」
ほんと美味しいな〜。チラチラ。一応ケルトさんの様子を確認しておく。ケルトさんとは無反応か…トラさんは嬉しそうだけど。
「そういえば聞きたいことがあったんでした」
「何だ?言ってみろ」
「みなさんも能力者なら何の能力を使うんですか?」
「そういやそれ説明してなかったな、俺の能力は…説明がちとむずいんだけどな。簡単に言えば、<守る者の為に身体能力が倍増する能力>だ」
何かを操るわけじゃないんだ…
「んー…どういう能力なんですか?」
「おめーの為を思えば強くなるって感じだ」
「なるほど!」
「我は<相手の後ろに居る能力>だ。発動条件が特殊でな、それは今度の話にしておく」
「相手の後ろに行けるってこと?強そう!」
「俺は<何でも潰す能力>だ。まぁ…条件はあるが難しくはない…かな」
「ここで最強格の能力が出てきたのです…みんなすごい能力者なんですね!」
「案外そんなことねーし、お前の能力も色々考えたが…俺の予想通りなら余裕で最強の能力だ」
「僕ってそんなすごいんですか…」
「まだ分かんねーけどな。早く能力が使えるよう祈るしかねーな」
能力者って大変そうなのです…
その後何もなくお昼過ぎ。
「げ、材料買い忘れた。でも今行くのも面倒だしな〜。そうだ!」
「それで僕が行くんですか?」
「そうだ!そんな遠くねーし、ほら!地図も買い物リストも書いたぜ!支払いはこのカードで払ってな。この街を知るのにも丁度良いだろ?」
「うーん…」
僕が1人で行っていいのかな…でもケルトさん大変そうだし…よし!
「じゃあ行ってきます!」
「おう!行ってこい!」(よーしそんじゃあ暇になったしテレビでも見とくかー)
「ん…んー?少し寝てしまったな。本を読んで寝る癖はどうにかせんとな」
とりあえず水飲もうとリビングに向かうが、ドアを開けた所でトラに鉢合わせる。
「あ、トラ、其方も寝ていた様子よの」
「すいません主。考え事をしているうちについ…」
「其方も頑張っておるからな」
「がはははは!」
リビングで高笑いしておるな…
「あれ?あいつ買い物行ったんですかね?」
「どういう意味ぞ?」
「朝食で材料が無くなったんですが、というか寝てる間に誰か外に行った音が聞こえたような…」
まさかな?いやほんとにまさかな?我は急いでリビングに向かう。
「ケルト!イリウスに買い物なんぞ行かせておらぬな!?」
「え?え、えぇもちろん買い物なんて行かせるわけないじゃないですかーははー」(なんかまずいことしたか?)
「ではイリウスの部屋に行ってくるぞ」
「ま、ままままそれはちょっとまずいと言うか何と言うか…」
何か察したのかバクの顔がみるみる内に怒りに変わっていく。
「貴様自分がしたことを分かっているのか!イリウスがどこの誰と過ごしているのか、首輪を付けた少年があのケルトと仲良さそうに歩いている噂が広まったらどうなるか!」
「あ、」
「何故貴様は大事な所でぬけるのだ…いつ行ったのだ?何分前だ?」
「丁度15分前くらいです…」
「今からでも急ぐぞ!」
一方その頃。
「ふぃー何とか買えたのです!色んな誘惑があったけど買い物くらい簡単だったのです!」
お菓子美味しそうだったけど我慢したのです!帰ったら褒めてもらえるよね〜。
?「坊や、君1人?」
「ん?誰なのです?ケルトさんの知り合いですか?」
?「そうだよ〜迎えに来るよう言われてさ〜」
絶望的に怪しいのです…無視しとくのです。
?「そんな無視しないでさ〜お菓子あるよー?」
「お菓子!?」
ホワホワホワホワ(頭の中に入る音)
「おいおいお菓子くれるんだったら行っちまおうぜ?お菓子の一つもくれないケルトよりもよっぽど良いじゃねーか」
「それはダメですよイリウス。本で見たでしょう?子供に話しかける大人は悪い人ばかりなのです。素直に家に帰りましょう」
「あーん?お菓子ぐらい良いじゃねーかよ。それにケルトの知り合いなんだぜ?」
「嘘の可能性もあります。帰りましょう」
ホワホワホワホワ(現実に戻ってくる音)
時間に換算して約15秒
「うーむぐぅ!?」
何これ、ハンカチ?て言うか何か眠くなってき…て…
?「よし、捕えたな」
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