第5話 覚悟のない女

結局、あいつ等学校休んでやんの!


面倒かけさせるなよ......これで今日、帰りに取り立てに行かなくなったじゃねぇか!


本当に使えねぇ―よ!


まだ情報が伝わってねーのか......まだ俺を馬鹿にしやがる。



「あのさぁ! 今日の竜星税は私に譲ってくれない? 遊び過ぎてお金が無いのよ! お願い!」



「仕方ねぇーな......徹夜くん達も昨日早退しちまったからな、良いよ譲ってやるよ!」


「あははっ健二ありがとうね、感謝するよ!」



「だったら今度カラオケ位付き合えよな!」


「それは別......私身持ちは固いからさぁ」


「カラオケだけなら良いだろう?」


「健二はそれで済まなそうだから駄目......まぁ欲しい服があるから買ってくれるなら考えてみるよ!」


「それ幾らなんだよ!」


「6万円」


「バーカ高けーよ」


此奴が今度は絡んでくるのか......


◆◆◆


しかし、この女凄く馬鹿なんじゃ無いのか?


「竜星さぁ、悪いけど2万ばかし都合してくれないかなぁーっ! 私って優しいじゃん! 余り暴力とかしたく無いんだよね?」


「そんな金持ってないよ......」


1人で絡んできやがった。


「あのさぁ、此処は体育準備室でもうこの時間誰も来ないよ? 先生に期待しても駄目! 鍵を私達が盗んで合いかぎ持っている何て誰も思わないから....明日の朝まで助けなんて来ない......ボコられたく無かったら金だしな? 無いならATMまでついて行ってやるよ」


本当の馬鹿だな......だが此奴が翔子並みにヤバイ可能性もあるかも知れない。


油断したらブスって事やザクッて事も無いとは言えない。


「それで、何で! 洋子さんだけでくる訳」


「きゃははっもしかして私の取り巻きに好きな奴いんの? お前じゃ無理だわ! 私凄く金が要るんだよね! 皆で来たらカラオケ代奢ったり、分け前やんなきゃならないじゃん! 独り占めしたいから譲って貰ったんだよ......でどうよ? 2万持っている? あれば即解放してあげる」


本当、只の馬鹿だ!


「なんだ警戒して損じた......オラよっ」


「えっ!お前何するんだよ! 女の顔を殴るなんて最低..嫌、痛い、痛い、嫌だぁぁあぁっ」


本当は鼻を潰してやりたいけど、鼻を潰すとさぁ、女の場合その後楽しめないんだよな。


だから地味に横面を叩いたり、髪を引っ張るから始めないといけない......はぁメンドクセーな!


「オラよ! あーあ鼻水垂らしてよ!なんだその面!気にくわねーな」



「私が悪かったよ......もうしない、もうしないからやめて! そうだクラスの皆にもやめさせるように言うからね、そうしよう、ね」


「あのさぁ! お前は俺に借金があるんだよなぁ?幾らか解るか?」


「えーと10万位かな?」


「バーカ1千万だよ、1千万!」


「そんな訳無い!.嘘言わないで!」


「世の中利子ってもんがつくんだよ! 当たり前だろうが、なぁ常識だろう!」


「そんな......」


走って逃げようとしてやんの。馬鹿な奴、自分が開きにくくしてるのに......



「嫌、嫌来ないで、来ないでよ!いや、いやぁぁぁー」


「お前さぁ、折角優しくしてやってのによ暴れるからもういいやサービスタイム終わりだ」


「嫌、嫌やめてーーーっ」


転がして蹴りをぶち込む。


良く言うヤクザキック、腹を中心に蹴りをひたすらぶち込む。


顔にあたると後で楽しみが無くなるからな......


本当に汚ねーな...小便まき散らして......


「こ.ろ.さ.な.いで...ゆるしてゴフっ下さい...」


「女だから使い道はあるから殺さない...まぁ安心して良いよ」


頭はあっぱらぱーだが、此奴、胸は大きいし、面だけは良いんだ。


しかも、クラスの女を牛耳ってそうだから使い道はあるだろう。



「良いぜ、殺さないでやるよ......その代りなぁ、わかるよな?」


「嫌、嫌、いやあああっー」


最後の抵抗か、服を千切ろうとしたら暴れてやんの......


「あああっ...ごめんなさい..ごめん..な.さ.い」


「あーあ、気が変わったわやっぱ殺しちゃおうか」


「嫌......嫌、殺さないで、殺さないで......助けて」



「そうだな、とりあえず裸で土下座だ。俺も昔やらされたし、そこからでしょう!」


「私は、女......」



「だから? 俺は男女平等主義なんだ」


「解ったよ、うっうっ」


泣きながら脱いでやんの......しかもびしゃびしゃで汚いなパンツもスカートも。


「これで良い?許してくれるんだよね!」


しかし、今は便利だわ...スマホってしっかり動画がとれるんだから



「いや、いや、撮らないで......いや」



自分から脱いで真っ裸。


これで随分犯しやすくなったわ。


「さてと、犯しやすくなった所でやるかな」


「何をするの? まさか、まさか、しないよね? そんな事しないよね?」


「此処まできてやらない訳ないだろうが」


「私初めてなの!そんなことした事無いの、嫌ぁぁ嫌、嫌ぁぁぁ他に何でもするから、ね」


「だったら選ばせてやる......そうだな、両目を潰されるか、犯られるか?好きな方で良いよ」



「嫌、んなの選べるわけ無い、いやいやぁぁぁーー」



結局、洋子は犯される方を選んだ。



「いや、ううっ、いや、いや、こんなの......ない」



「けっ!こんな物か、人形みたいでつまんねーな」



「うぐっグスっすん、すん、こんな.....」



「そうだ、記念に彫ってやるよ」


「いやああああああああああああっ」



家族にバレたら不味いだろうから、見えにくいように尻に 「竜星専用」「1千万返済中」とナイフで刻んでやった。



「そうだな、お前の場合は選ばせてやるよ!毎日1万円ずつ払うか、俺の相手をするか好きな方を毎日選べ!1000回終わったらもう終わりで良いや」



「うわっうわああああああああああっ、すんすん、ひくひく...いやあああああああああっ」



何だ此奴、普通に女で不良やっていたら、負けたら輪姦されたり犯されたりするのは当たり前じゃないか?


しかも、此奴武器も持たずになんで一人でくるんだ?


カイザーナックルもカミソリもチェーンも持って来ない......


こっちは刺されたり斬られる覚悟をしてたのにな


なんだこれ? 世の中どうなっているんだよ!


◆◆◆


さぁて、これで金も女も手に入った、次はどうするかね?


随分と甘い世の中になったもんだ......


竜星はにやりと悪い顔で笑った。


                                  FIN


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る