第48話


 「メグ、悪いんだけどさ」


 「何?」


 「アイツを見つけたら教えてくんない?アイザックには内緒で」


 「内緒って、…どうするつもり??」


 「捕まえに行くに決まってんでしょ」


 「そんな無茶な」


 「実力は私の方が上だし。相性的にもさ」


 「そういう問題なのかなぁ…」


 「ね、お願い!」


 「うーん…、まあ、水樹がそう言うなら」


 「ありがと!今度空に連れてってあげるよ。とっておきの場所があるんだよね」


 「いやいやいや!私高所恐怖症だから!」


 「えー?それ人生損してるよ」


 「損してても大丈夫。地上で生きていきます」



 つまんないなぁ


 ディズニーランドによく行くって言ってたから、てっきり高いところも得意かなと思ったんだけど。



 アイザックからめちゃくちゃ電話が鳴ってた。


 こりゃー相当なお怒りですな。


 困った顔をしていたのはケンタだった。


 部署の中では私の先輩ということもあって、アイザックから私の面倒を見るよう言われていた時期があった。


 今じゃ私の方が仕事ができるようになって、ケンタも頭が上がらないんだ。


 今回だって私無しじゃ、ここまでの成果は上げられなかっただろうし。

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