第47話


 「そういえば、エイザちゃんは?」


 「…ああ、今は多分トレーニングルームにいるんじゃない?」


 「また!?好きだねぇ、相変わらず」


 「あとちょっとしたら、“ランク・マッチ”が開催されるしさ?」


 「あの物騒な大会?水樹は出場するの?」


 「私はしないよ。こっちがメインの仕事だから」


 「エイザちゃんも入ればいいのにね?」


 「堅苦しいんだってさ」


 「情報部が?」


 「うん。エイザは武闘派だし」


 「強そうだもんね」


 「喧嘩で負けたことないんだって」


 「へえええ」



 エイザは、“生活安全部“と呼ばれる部署に所属してる。


 公安第5課にはそれぞれの四つの部署があって、私たちがいる情報通信部、それと警備運用部、刑事部、生活安全部となっている。


 元々「公安」自体は、特別高等警察の後継組織として始まった、警察庁と都道府県警察の公安部門を指す俗称で、正式には警備警察の一部門だ。


 警察庁警備局を頂点に、警視庁公安部・各道府県警察本部警備部・所轄警察署警備課で組織される。



 公安総務課 … 共産党・新興宗教担当

 公安第一課 … 極左・新左翼担当

 公安第二課 … 労働団体・革マル派担当

 公安第三課 … 右翼担当

 公安第四課 … 資料管理

 公安第五課 … 対特殊犯罪捜査担当



 公としては、このような内訳になっている。


 ややこしいのは、第5課だけ、警察庁に設置された内部部局との連携が、より密接になっているという点だった。

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