第6話

-半年前-




「愛、

私は本当に今日彼に会うの?」



私は愛の腕を掴んで聞いた



その手は震えていた





「…忘れた訳じゃ無いでしょ?

俺達が何故一緒に居るのか…」




「…けど」




「後、俺の事をあいつの前で名前で呼ぶのは辞めろよ…」




「分かった。

…お兄ちゃん。

それでいい?」




「それでいいよ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る