第78話 その天女の名前は、くのいち【楓(かえで)】

そんな中、ここは、人間界のクレーシャから遠く離れた雲の上の世界【天上界】


そこに恋愛に憧れている一人の若い10代の天女がいた。


彼女の名前は【楓(かえで)】

まだ、天女歴1年の新人天女だ!


彼女は、天女歴はたったの1年だが、人間界では、香徠忍者の首領の一人娘だ!


くのいちとしての素質は、そこそこだったが!


彼女には、それを補うほどの統率力とカリスマ性を持ち合わせていた。

誰もが、次期首領だと認めている少女だ!


そんな彼女がなぜ?今、天女になっているのか?

それは、同郷の幼なじみの少年を追いかけて来たからだった。


その少年の名前は【秀(しゅう)】

夢獣のパピヨン犬【アゲハ】と共に、彼も今は、この天上界の天人であった。


「ねぇーねぇってば!秀」

いつもの様に、秀に絡みにくる楓の姿がそこにはあった。


「ん?なんか呼んだかー?楓」

「なんかとはなんだ!下忍の分際で、、、」

と、楓は秀の無愛想な返答をお気に召さなかったのか? 秀を家来扱いしだした。


楓=次期首領候補!

秀=元落ちこぼれ忍者!

………

(うっ、、、痛い所を突いてくる奴)


そんな秀はすかさず反撃に出た!


「そもそもどうやってお前が天女に成れたんだよ? そんなやんちゃ娘が!お色気の術でも使ったんじゃねぇーのか?」と、楓を小馬鹿にした。


「ちっ ちっ 違うよ!そんな手誰が使うものかぁーーー!!!」と、顔を真っ赤にして慌てて出した楓だった。


「じゃあどうやって成れたんだよーーー!」


「それは…それは… ………な・い・し・ょ!」

と、決して理由を明かさない明かせない見た目とは反する実は、純粋な楓であった。


(あんたを追いかけてきたなんて、、、

絶対に言えない、、、死んでも!)

と、本当の理由を心の奥に隠すのだった。






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