悲しい詩を寓話にさせ一人気持ちを落ち着かす

ジャーナリズム

ジャーナリズムとは　なんなのか

一体なにか　分からない

報道する　ことがどうして

重要なのか　わたしには

分からない　ジャーナリズムを

疑問に思う　ほんとは要らない

ものではないか　そんな疑問を

沸々湧いて　ニュースを見る

わたしはどうか　「こんな報道

ほんとに要るか？」

今にも餓死で　死にそうな

人を映して　いる報道

報道する　前にその人

助けてやれや　そう思う

スクープする　前にその人

助けてやれよ　そう思う

ジャーナリズムは　そういうものだ

餓死の人を　助ける前に

もしかすると　助けながら

そういうところを　映すものだ

現状を　教えてやる

そういうために　やっている

知らない世界を　見せてやる

そういうための　報道だ

清掃を　しているところを

映している　それも一種の

ジャーナリズムだ　そういう場所が

あることを　教えてくれる

都市は今　こんなに汚（よご）れて

いますよと　教えてくれる

しかしそこに　報道する

意味はあるのか　ボランティアを

黙々一人　やっていろよ

やっている　ところを映す

それはとても　邪悪に感じる

印象操作を　やっている

ジャーナリズムは　悪ではないか

ただ黙々　今のまま

映すだけで　いいじゃないか

餓死しそうな　人をただ

映すだけで　いいじゃないか

助けてやらず　黙々と

映すだけで　それでいい

貧困問題　映すだけ

助けてやらず　報道し

社会が今の　現実を

知って彼らを　助けると

センセーショナルな　場合には

そういうことも　あるだろう

ジャーナリズムは　そのために

存在すると　言ってもいい

ジャーナリズムの　いいところ

そこにあると　わたしは思う

そこが最も　いいところ

そうでなければ　ないだろう

ジャーナリズムは　悪である

ただ黙々　映せばいい

ただ真実を　映せばよい

そのために　存在する

印象操作　そのほかを

行う理由は　なにもない

ただ黙々　ありのまま

映せばそれで　正解だ

ジャーナリズムは　批判である

余計なことを　映さない

都市の現状　映すため

ゴミをたくさん　映すという

そういう行為が　したいなら

ボランティアなど　しないまま

誰かの印象　上げるよう

そんなことは　してはいけない

ありのままを　映すことが

ジャーナリズムを　良くさせる

ジャーナリズムを　良くしたい

そう思うなら　あなたはただ

出しゃばることなく　映しなさい

ただそれだけ　映しなさい

ジャーナリストは　それが仕事

それが最も　有能な

ジャーナリストに　なる条件

なにもせずに　ただいなさい

ジャーナリストは　なにもせず

ただ現状を　映すだけ

それだけすれば　有用な

ジャーナリストに　なれるはず

無私の心で　映せばあなたは

ジャーナリストに　違いない

ただなにも　しないまま

映すことが　求められる

誰かのために　カメラを映す

そういう者が　ジャーナリスト

他人のために　なると思うなら

その写真を　映しなさい

社会を　凍り付かせる

ことになったと　してもそれでいい

あなたの仕事は　それだけだ

それをするべき　やるべきだ