2-9【流伽の挑発】(2)

「どうしたのしずくちゃん!瞼が腫れてる。泣いたでしょっ」


ヘアメイクの琢磨たくまさん



「ごめんなさい。ちょっとショックなことがあって・・・」


「何?どうした?俺でよかったら聞こうか?」


「好きな人がいるんですけど、


その人の前でわたしの事を好きだって言ってくれてる人が

付き合いたいんだけどいいかってきいたら


俺が決めることじゃないって言われて・・・


いつも一緒にいてなんとなく

わたしの事も好きでいてくれてるのかと

思っていたらすごくショックで・・・


これってもう見込みないってことですよねっ・・・」



「なにそれっ漫画みたいなシチュエーション!!」


「楽しんでます?」


「見込みないかどうかは分からないけど

その人と付き合うにはちょっと時間がかかりそうだね


で、しずくちゃんの事好きだって言ってくれてる人はどうなの?」



「それが最近ちょっとその人に惹かれてて・・・

どうしたらいいのかわからないんです~」


「そうなんだ~もしかしてその子にあったのって春ぐらいでしょっ」


「えっなんでわかるんですか!?」


「やっぱり!だってそのころからしずくちゃん雰囲気変わって

ちょっと色っぽくなってるもん。」


「えっ!やだちょっとっ!!」


「絶対その子と付き合った方がいいと思う!

しずくちゃんの魅力を引き出すのがうまいんだと思うから」


「ん~・・・」


「それに自分の事好きだって言ってくれる人の方が幸せだって!


しずくちゃんだって惹かれてるんだから

絶対その子の方がおすすめ!」


「そう・・・ですよね・・・」


「その『俺が決めることじゃない』って言ってる人の方は

上手くいくにしても時間がかかると思うから


いいんじゃない?

深く考えずに今付き合える人付き合えば


まだ若いんだしっ!」


「うん!そうですよねっ!

そうします!ありがとうございます」



「よしっ!はいできた!瞼の腫れもうまく隠しておいたから」


「あっつほんとだ!ありがとうございます。」



「しずくちゃ~ん準備オッケーなら来て~」


彩芽あやめさんが呼んでる。



琢磨たくまさん聞いてくれてありがとうございます。

凄くスッキリしました!じゃ行ってきます!」



琢磨たくまさんのおかげで気持ちがすっきりした。


今は流伽るかくんの気持ちに答えたい。そう思った。

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