第17話

「真子が俺にゾッコンなんだってこと、ちゃんと知ってるんだよ」

「あ、あぁ、あ」

「絶対俺の傍から放させねぇからな。覚悟しろよ、真子」

「ん、んっ、放さ、ないで……篤志くん」


激しい律動はナカを麻痺させ、あっという間に絡みついて締め上げた。


(やっぱり私は篤志くん以上に好きになれる人なんていないよ)


変態でも横暴でも粗野でも、それを上回るほどの優しさを知っているからどうしたって篤志くんが大好きで、愛しているんだって再認識した。



そんなお風呂場の熱い愛の営みはふたりが逆上せるまで続いたのだった──。






Episode02 結婚後のお話(終)

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