頓着した孤立空間のあなたに会いたい件

バナナ連合会

第1話 弱い者イジメ

有意義な時間から日常へと堕とされる立夏の昼放課。窓際の孤立した空間でぼっちでモグモグと食べ進めるクラスメイトの女子を眺めていた。


「なあ、天馬。おまえは高潔なお嬢様に興味あるの?」


肘を机に付け、加えているチュッピチャッピスの白いプラスチック棒を左手の親指,人差し指でくるくると左右に回し、無音で舐める俺に師匠が興味津々に聞いてきた。


俺は目線は変えず、チュッピチャッピスを舐めながら、無反応・無返事でやり過ごす。


「なあ、天馬。師匠に向かって、無反応とは良い度胸だな?」


毎日、爽やか師匠を振る舞う紫明 遊 (しめい ゆう)のお怒りが近づく中、俺はまあ師匠には関係のないことだし、答えなくていいか、と舐め味全開でタコの顔の作り、チュッピチャッピスの棒を時計回りでアメの部分がタコの口から外れないように回し煽る。

おまけに、それにしてもチュッピチャッピスは甘くて美味しいな、と内心で思いながら、タコフォームで師匠の反応を待つ。


師匠の顔にシワができ始め、いつの間にかしまうまの縞模様並にシワがきれいにできていた。


ついに師匠の我慢の限界がきたのか、満面の笑み(怒りver.)で師匠は椅子から無音で勢いよく立ち上がり、ゆっくりと右手を俺の方へと動かす。


あらら、師匠怒っちゃった。と思いながらも余裕をぶっこいて気楽にチュッピチャッピスの味を堪能し楽しむ。ゆっくりだった師匠の右手は獲物を捕まえるようなスピードで俺のチュッピチャッピスを掴み、抜き去る。


チュッピチャッピスの味が口から亡くなり、無反応・無返事だった俺は隣のクラスに聞こえる音量で叫ぶ。


「マイ!!!チュッピチャッピスゥゥ!!!」


師匠はやってやったぞ?と両手を腰にかけて、ドヤっていたが、俺の叫びより、一瞬、クラスの注目の的となり、耳が赤く染まる。


俺はこの隙を逃さなかった。

俺は必殺 ドン前蹴るジャンクションを発動。

これにより、師匠は俺の脛を全力で蹴りは高速道路を繋ぐ点と点にまで響き渡る声を心の底から叫び上げた。

本来なら、この叫びは学校全体いや町内まで響き渡るものなのだが、人間には聞こえないレベルの超音波なため、被害者は犬ぐらいだろう。


すまない、犬よ。責めるなら、師匠を責めてくれ。


俺は自分が責められないように目を瞑り、顔を斜めに上げ、両手を重ね握り合わせ、姿勢良く天に祈る。俺がどうこう逃げようとしていると、注目を一瞬集め、恥ずかしがっていた師匠が先に動く。


「で、どうなんだ?高潔なお嬢様に興味があるのか?」


即座にドン前蹴るジャンクションを警戒し、目を見開いて、師匠の持つチュッピチャッピスをガン見する。その直後、師匠の拳が上がりかけたので、視線を師匠の整った顔面へと移す。

しかし、俺は無返事であり続ける。


なぜ?て?それは喋りたくないからだよぉ!!


あれは2年前の夏の日…

俺はあの日…


俺が思い出話に浸り始めると、左頬に大砲の弾が当たったような衝撃が入る。


この感触は!俺が師匠と出会ったときに師匠の周りをぐるぐるしていたら、師匠の妻(仮)にビンタされたときの痛さだぁ。


俺はレベチのビンタにより、椅子から見事に転げ落ち、尻を少し痛める。師匠の妻(?)は俺の前で無警戒でしゃがみ、俺の両頬を両手バシンッと挟み、逃げるルートを無くす。


力を抜いているが、俺の余裕は焦りへと一瞬して変わり、意地でも視線は下げない。


まずいですな。師匠の妻(仮)に捕まるとほぼ絶対に逃げられないし、どうにもできない。これは一度、言わせたいことを言わせて、考える時間を稼ぐべきですな。


と、考えたいところなんだが、視線を下げてしまったら、絶対にあれが見えてしまうのですが、なぜ師匠の妻(仮)の無警戒な体勢で俺を脅すのですか?

これを口にしたとき、俺は弟子であるが、師匠にガチで殺されるので、言わないことにしておこう。


師匠の妻(仮)はあれが見えそうなことに気づかず、早く言いたい!と言わんばかりに無警戒な姿勢を続けたまま、軽い口を開け、お説教を俺にする。


「ゆうちゃんを困らせちゃダメでしょ!ほら!ゆうちゃんに謝って!」


考える時間短っ!?と思いながら、わかりましたよの顔を全力で作り上げるが、師匠の妻(仮)から見たら、全然その顔に見えなかったらしい。両手の圧が顔が潰れるぐらいに更に強くなり、お説教は続く。

痛い…視界が狭い…と思いながら、考える時間が増えたので結果オーライなのでは!?と気づき、前向きに行く。


「ゆうちゃんに謝らないとあなたの顔潰すわよ?」


予想外のお言葉が師匠の妻(仮)から飛んできたことにより、緊張汗が4滴程度、流れ始める。


あれれ?なんかお説教から脅しに変わっていませんか!?やばいっすね。


緊張汗がだらだら垂れてきながら、身体に力を入れ、考える時間で考え出したアンサーを喋る。


「これが2つの意味での断崖絶壁とやつか」


この言葉にピクッと反応した師匠の妻(仮)の隙を突き、俺は両手の圧から脱出。5限目のチャイムが鳴るまで逃亡しようと教室の扉まで走る。

だが、それは一瞬にして夢へと散る。


俺の走り出した足は両腿に必殺 ドン前蹴るジャンクションに喰らい体勢を崩し、掻き消され再び地面へと這いつくばる。


まだだ。俺はまだ腕が残っている!


一瞬、後ろへ振り返り、2人が来ていないことを確認すると、両腕の力で、前へ前へと進み歩める。

この脳で奴らにどう対応するか考える時間を取る。


おそらく逃げ切ることは不可能です。諦めてくださいしか脳に出て来ない。いわゆる詰みというやつだ。

脳がダメでも!まだ身体が残っている!ゴリ押しで逃げ切ってみせる!


「ふふ!舐めてもらって困るね!紫明 遊!佐野 雁夜(さの かりや)!俺にはまだ腕がある!逃げ切ってみせ…」


匍匐前進をするのを急遽やめる。


俺はなぜ2人が来ていないのかがわかった。

なぜなら、頭上に何か禁断な物が映し出されているからだ。

バレないように逃げようとするが、さっき俺が出した声でバレているぽいので、せっかくなので、禁断な物を見て、自首と死亡しようと思っている。


俺の脳内悪魔がこの子のを見てしまえば、師匠たちに殺されなずに済むぞ!と叫び、脳内天使が見てはいけません。とっとと師匠たちとこの子に殺されてください。と言っている。


俺は脳内悪魔に負けてしまいそうだったから、脳内天使を堕天使とし、天使でありたかったが、ガチギレした師匠が怖すぎるから、ここはこの子に殺された方がマシだ。


「?」


反転したときには冷淡な目付きでゴミを蔑む目で俺を睨んでいた。

俺は慌てて謝罪会見を開く。

姿勢は仰向けから土下座へと1秒も立たないうちに仕上がり、正しくブラック企業の会社でやらかしたときにやる奴だ。

俺はなんてことをしようとしたんだ!?いくら師匠が怖いからって、こんなことをしてはいけないだろ!?なので、俺はこの学校をクビになると言うことなのか?詰んだぜ、師匠。良き師弟関係であったぞ。もういっそのこと、目立って死亡するか…

俺はその子の前にドッコイショと立ち上がり、謝罪言葉を呪文のように放つ。


「えー、この度はぁ↑ご迷惑をお↓かけ↑してすみ↓ません↑でし↓た↑心↓から謝↑罪申し訳ますぅ↑と思ったか?俺は決して、謝らないぞ?なぜなら、俺は匍匐前進をしていただけだ。下心あるが、ないぞ」


俺は決まったぜ、師匠!とかっこつけ、おまけに最後で目を瞑り、右手を額に左腕を厨二病がよくやる形にセットし、決めポーズをキメる。おそらく師匠にはクソかっけぇ俺もやりてぇさっきのことはこれで許す、て思っていただけただろう。


あざました。我が高校生活とついでに師匠。


クラス中がやばい雰囲気を醸し出し、静かな空間へとなる。クラス中が俺たちに注目し始める。


最悪な展開に目を瞑りたいため、昼放課、騒がしい教室が静かになったことに疑問に思いながら、決めポーズをキメ続ける。


「えーと、天馬。目を開けてちゃんと前を見てみて?」


決めポーズをまだキメて、なぜ前を見なければならない?俺はもう詰んでいるのだぞ?でも、指示に従わないと殺されるな、と考え、ゆっくりとゆっくりと目を開けようとする。


だが、俺はもう一つ疑問が生まれる。

なぜ師匠の妻(仮)が通常モードに戻っている?それが疑問であった。

確かに俺はちゃんと彼女の前で断崖絶壁と言った。師匠の妻(仮)は胸が本当に絶壁のため、殺しにかかって来るはずなのになぜ通常モードなのだ?いや、考えてもしょうがないか。まずは前の確認を終わらせ、あちらには本当の謝罪会見と行こう。


本当にやり過ぎましたし、また今度2人にはラーメン奢ってやらないとな………退学後に………


俺はゆっくりとゆっくりとマナケモノ並の早さで瞼を開ける。


「………」


視界が解き放たれると、最初に瞼に写ったのはなんとも言えない胸であった。俺は心の中で1人で頷く。

なんとも言えないは酷いが、平均的なサイズであるため、しょうがないと思う。


胸糞ながら、目立って死亡するために、謎の独り言を呟く。


「スキャン完了………」


認識完了の独り言を呟き、次の認識へと移る。すっかりにその作戦に乗っかった俺はスキャンを続ける。でも、チャイムまでにそんなに時間がないため、顔の認識に切り替える。

普通の人なら、恐る恐る視線を上げていくとところだが、俺はイッキ飲みするみたいにいかせてもらう!

俺の視線は急上昇し、顔を認識する。


「あれ?高潔なお嬢様?おー、いつの間に完食を?まあいいか。じゃあ、スキャン完了」


まさか、あの超有名人にやっていたとは…ね………


ふぅ、あっぶねぇ!!!!!!!

マジでやばぉぉお!!?

高潔なお嬢様なんて、奈白高校のマドンナだよ!?


強者感を匂わせるため、ポケットに手を突っ込み、師匠たちのところへ歩いていった。

後ろ姿、かっこぇやろ?

神業の鍛冶場の一発…みたいな………?


俺はこの時、見ていなかったが、高潔なお嬢様はいつも通り微反応で終わりそうだったが、悔しそうに拳を強く握っていた。


俺は勉強を教えてもらっていた師匠のところへすぐに着いた。

もう少し強者感を出してさっきの出来事を忘れていたかったが、早く死亡して、早く消えたいから、現実世界に戻る。


「師匠…トンットンッと歩く効果音も鳴れば、更に良かったすね………」


「はあ………おまえの学校lifeはもう亡くなった。ダメな弟子だったぞ」


「そこは良い弟子だったと行ってくださいよ、師匠。俺は師匠の弟子として最後の見せ場を作っただけです」


「はは。流石、俺の弟子だ。じゃあ、バイバイ」


「切り捨てるのはえぇぇぇ!!!?」


俺は3階から自ら落ちていきそうになるぐらい後ろへ飛び驚く。


さっきの師弟関係から弟子が自立する超重要で感動シーンはなんだったんだ!?と言わんばかりに雰囲気が崩れる。


俺は胸の前で両手を合わせ、昇天しながら、師匠との記憶を思い返す。

そういえば、俺が師匠の言うことを聞いたことほとんどなかったなあ…それりゃあ、切り捨てられますわ………


師匠から見捨てられたことを完全に理解し、更に昇天しかけると、後方で俺を地獄で堕とすデスワードが聞こえてきた。


「ちょっと、あなた。ついてきてもらえるかしら?」


恐る恐る後ろへ振り返ると、高潔なお嬢様が腕組んで下僕である僕を連れ出そうとする。


こんなことになって涙目であるが、自業自得なので、誰も同情などはしてくれない。もちろん、僕にはもう人権などないので、高潔なお嬢様に従い着いて行くしかなかった。


「はは、仰せのままに」


俺はなくなく跪き、奴隷であることを認める。


高潔なお嬢様は態度を変えずに早く立ってついてきてくれるかしら?と殺気を放ち、俺の身体が酷く怯えたため、一瞬にして立ち上がり、高潔なお嬢様が教室を出ていくと俺はそれに着いて行った。


///


5限目のチャイムが鳴り終わる後、階段を登っていった先には高潔なお嬢様の目的の場所があるようだ。


「ここは立ち入り禁止地帯の屋上ですね。高潔なお嬢様もここに入るのですね」


俺は高潔なお嬢様の意外な一面にびっくりする。ルールを守ると思っていた高潔なお嬢様も立ち入り禁止な場所に入るのだとはね…偏見を押し付けていましたね。


手慣れた手つきで屋上の鍵を開ける高潔なお嬢様の手が急に止まる。俺はどうしたんだ?と首を傾げるが、心配する方は今後の俺のことなので、首を元に戻す。


「………やめて」


「ん?」


口に左手を当たる高潔なお嬢様は恥ずかしそうに小さくて高い声で呟いた。


俺、今なんかした!?何か小さな声でやめて、と聞こえたのだが、気のせいだろうか?それとも俺、なんかしたのか!?いぃや待ってくれ。俺は喋ることしかしていないぞ!?後、恥ずかがってない!?


俺のおめめが舐めていたチュッピチャッピスの棒と同じように回り始め、同じ末路を辿るのではないか?と焦りた不安が出始める。


「その…呼び方……やめて」


「ん?」


また高潔なお嬢様はさっき同じ声で呟くが、左手は口ではなく目と鼻に当ていた。


おめめは回るのをやめる,焦りと不安は弾け飛び、今度は"?"という記号で脳が埋め尽くされ、呆然と高潔なお嬢様を見つめ始める。


は?今、なんて言った?

その呼び方やめて、と聞こえたのだが………

気のせいだよな?


中学生時代、聴力検査で俺の耳は普通と比べれば、いい方だ。だから、ほぼ聞き間違えることはないと思う。俺の耳が正しく聞き取れているなら、さっきの発言的に高潔なお嬢様と呼ばれたくない。ははは、死亡する前に高潔なお嬢様を問い詰めて、楽しんでおくか。


脳内の奥深い底に堕天使が沈み、悪魔の囁く。俺はその囁きに乗る。胸が高なっていく。

数日前の昼休み。うんざりしながら、師匠の妻(仮)の話を少し聞いておいて正解だったぜ。師匠の妻(仮)の情報によると、高潔なお嬢様の意味は誰にでもコミュニティであり、立派で気高いとかではなく、上層部(学年トップ)と性格がとても遵守で人間として上品な人しか関わらないまさしく、下僕を見下すお嬢様。なんて、人生の勝ち組だあ。俺じゃ、一生をかけても、そんなことはできない。


俺は溜めていた唾をごくんっと飲み込む。

今から高潔なお嬢様が下僕も見なされる俺に負けるシーンを思い浮かべると興奮してくる。ニヤつきを心の奥底に隠すと、俺は先手で攻撃を仕掛ける。


高潔なお嬢様と言われるのが、嫌そうだからクソガキみたいに………言うことはただ一つ。高潔なお嬢様と言い続けることです。


「高潔な↑お↑嬢↑様↑高潔な↑お↑嬢↑様↑高潔な↑お↑嬢↑様↑」


まずは韻をつけて、3回攻撃。俺は決まったぜ、と右腕でガッツポーズをし、チキンにならずに済んだことに安堵。第2フェーズ(連続で高潔なお嬢様呼び)に移ろうとしたとき。


高潔なお嬢様は体勢を崩し閑静と座り、突然うわーんうわーんと泣き出したのだ。両手の指で涙を吹き出す。 

俺はそれにどうしたらいいのか意不になり、ただ女の子が泣くのを呆然を見るクズ化現象でいた。

数秒間、高潔なお嬢様が1人で泣いていると意味不明な発言をし始める。


「どうせ、私の弱みと握って、Hなことを要求るしてくるのでしょ?」 


「は、はい?」


俺は余りの不慮に対して、瞠若する。

確かにパンツを見ようとしたことは謝罪します。ですが、この方は何を言っているのだろうか?

それより、これがお嬢様の発言としてあっているのか?

そんなことより、やり過ぎたな………正直に謝らないといけないな………


いきよいよく正座をし、おでこと掌を地面につけ、地面につけた部位を痛めながら、今までにない全霊全身で土下座謝罪をする。


「この度は大変申し訳ございませんでした!わたくしがこの失態に招いたことに大変謝罪とお詫び申しわけます」


俺にしては特に格好つけなく、ガチ謝罪ができた一時だけ褒め、謝罪モードに戻る。

両手を静止させながら、高潔なお嬢様の涙は止まり、俺を何をしているの?と唖然と見ていた。


そこから数秒経ち、高潔なお嬢様は私の勘違いだったの?という結論に辿り着いたようで、涙を流して赤くなっていた目から頬へと赤さの面積が広がっていっていく。


俺は許してもらえるか不安であるが、おそらく許してもらえないので、この体勢をしばらく続けることにした。

そして、俺は気づく。この体勢を続けておかないと、現在の高潔なお嬢様の位置では、見上げるときに絶対パンツ見えますよね?と………俺はお嬢様への数々の無礼な行為をしたため、今だけは紳士でありたいと思った。

本当はこれ以上、何かすると絶対抹殺されるぞ、と師匠が言っている気がしたためです。


「か、顔を上げてください………」


オーバーヒートするボーダーラインに立っている高潔なお嬢様は顔を赤染ながら、下僕である俺に命令を下す。


これから、俺は死亡するんだ…と思い、見えないように目を瞑る対策をし、重い空気を切り裂きながら、顔を上げる。


「はい、上げました。お嬢様。何でも言うこと全て聞くので、お許しください!!」


高潔なお嬢様を見ないように目を瞑っていたのが、功を奏しなかったのか頭にひらひらとしたものが当たっていた。

なんだこれ?ひらひらしている?布?


「っっんんん!!?!」


不慮の、事故(?)でスカートの中に顔を突っ込んできた男子生徒に愕然とした高潔なお嬢様は反射的に男子生徒を容赦なく蹴り上げる。


誰の悲鳴が近くで聞こえたので、何があったんだ!?と思い、目を開けようとしたとき、俺は師匠並ではないが、腹を蹴られ、後ろへと飛んでいく。


「ガハッ!」


なんで!?と目を瞑り思いながら、転がっていかないように手を着いて止まろうとしたが、地面がなかった。


あれ?と愕然としながら、なぜないのか考える時間を作ると、すぐにわかった。

そうかここは階段だったな。それは地面がないわけだ………それより、やばくねぇ!??


「ピンチだね」


下手したら骨折する状況でありながら、余裕があるように言ったのである。


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