短編 「また泣いた」の味を変えました。
「名旅、こっちにおいで」
笑うのは、優しくしてくれていた父は、
いなかった。
「箱庭主人公計画」
始まりの芽よ、
始芽
彼は、
唯一の本の中の住人じゃない人間
俺、行
本の中の住人
「さあ、皆さま、最後の旅です。」
ー笑え、笑え、上手く笑え
綺麗な明日を望みながら、
その証になりたくて、
始芽さんにわざと会いに行った。
どうか、俺が白に近い桜になれますように、
どうか、俺を勝てますようにー
「さあー
ー
どうか、叶いますようと願う。
ー
始めましょう、ねえ、主人公さん」
その時に、彼に出会い、
運命を変えるために、一緒に、
「人生」の苗を探す旅に出た。
「人生」、俺の父は、
父以外の全員に、記憶の種を、
入れた。
その記憶の種を取り出さないと、
世界が終わるまで、
互いに殺し合う世界になる。
箱庭主人公計画の中の、
計画の一つ。
その記憶の種を取り出すために、
ひとりで、人を選び、魔法で取り出そう、と、
動き、街外れの自分で働いたお金で買った倉庫で、取り出し作業を終えて、街に、
昼食を買いに行く途中で、
果物をお金が無い理由で、
盗みをした子に、その果物を買うから、
待っていろ、と、話しながら、
果物の見せの店主に聞けば、
彼は、しまった、と、こちらを見る。
まあ、仕方がない話だ。
俺は、はっきり言って、
姿が良い、姿の一つ、
学校では、成績一位、
あんまりだが、関わるしかない、
彼も箱庭主人公計画の計画の一つだからだ。
本当は、始芽さんの頼もしい友人になる人。
だが、彼は、ここで死ぬ
始まりの死だ。
すべては、彼との約束を果たすための、
旅を、始芽さんは宿敵を探す。
その宿敵は、
「行さん、なんでここにいるんですか」
俺だ。
冷や汗が彼の額に現れている。
玉のような汗だ。
俺は彼に、
お久しぶりですと、
言った、すると、彼は、俺の目をじっと、
見た後、嬉しそうに笑った。
「はい、お久しぶりです。」
彼の心を見れば、嘘でも嬉しい、
その感情だった。
彼は、嬉しそうに、
説明をし、俺たちは、
誰もいない場所で、
互いに別れの挨拶をした。
だが、挨拶の後に、
彼は、身体は大丈夫ですか、と聞いた。
俺にとって、それがダメだった。
心があたたかな、その思いに、
そのまま、泣きながら、しゃべってしまった。
そして、今。
「始芽さん、あり、がとう」
ーすべてじゃない、だけど、
「待ってて欲しい。」
「どういうことですか」
ー返すんだ、必ず、彼の宝物を、絶対に、
魔法で描くのは、俺の記憶。
光が溢れ、周りを見渡して、
こちらを見ながら、
優しく笑っている彼を見る。
「ー言ったろ、一緒に行くって」
その言葉に、泣いて、始芽さんを見れば、
教えて下さい、と、言った。
その敬語が嬉しかった。
悪い事をしたのに、敬語だ、
嬉しい、また泣いてしまった。
「諦めないで下さいっ!」
始芽さんの友達で、旅の仲間の、
雪形
あなたの記憶を見れましたよ、
諦めないで、最後の計画を止めようっ!
最後の計画は、始芽さんの命に、
その中には、俺の父、行
その「人生の祈り」を使えば、
本の
なる、だが、その代わりに、始芽さんが、
本の
殺してしまう、それを止めるためには、
命が一つ、だが、指定がある、
その命は、俺の命である。
「
友達を好きに選んでも良い、
好きに恋人や妻を選んで良い」
偽りでも、嬉しいなんて、
俺は言えない、思えない。
会いたい、父さん。
わがままを言っていた、抱きしめて、と、
そしたら、抱きしめてくれた、
母さんに会いたい、それを言っても、
抱きしめてくれた。
「人生の祈り」が光の中、砕ける。
ー
夜明けの光の方を見れば、
太陽の上に虹があった。
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