第3話:隣町から通ってくる彼女。

ミルクは顔も体つきも僕の好みドンピシャだった。


そして彼女は隣町から、この高校に通って来ていた。

下校時ストーカーしたくても僕の家とは真逆の方向。


毎日ミルクに会えるから僕は学校へ通うのが楽しくてしょうがない。

でもよく考えたらボーッとミルクにうつつを抜かしてる場合じゃなかった。


もしかしてクラスの誰かにミルクを持って行かれたらめっちゃまずい。


ミルクがその誰かと嬉しそうに笑ってる構成を想像したら、いても

たってもいられなくなった。

そうならないうちに彼女に唾をつけておきたい。

危機感を感じた僕はミルクに自分の気持ちを告白しようと思って

帰る支度をしてる彼女に声をかけた。


「あ、あの〜茲夏さん・・・は、話があるんだけど・・・」


ミルクはそう言った僕の方を振り向いた。


「か、可愛い・・・」


つづく。


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