第2話:茲夏 実瑠来。(ココナツ ミルク)

エルフ族がやって来たのは僕が生まれる前の話。

だから僕が物心ついた頃には、エルフって普通にどこにでもいた。


僕が通った幼稚園も小学校も中学も・・・常にエルフがいて、そして高校に

入学して僕の席の隣に座ったのがエルフの「茲夏 実瑠来ココナツ ミルク


ミルクのお母さんは日本人男子と結婚して・・・いわゆる異類婚姻譚っての。

それでミルクが生まれた、だから彼女はエルフと人間のハーフ。


で、僕の名前は「塩豆 大福しおまめ だいふく


僕は一目見てミルクに心を奪われた。

だから授業中も上の空でミルクばかり気にしていた。


まさに彼女は僕の好きなタイプ。


あどけない顔立ちに、ちょいぽっちゃり系・・・僕は激やせタイプは好き

じゃない、かと言って激太りも好きじゃない。

ほどよいぽっちゃり・・・抱っこしたらプニプニ感があるのがいい。


ミルクは顔も体つきも僕の好みドンピシャのエルフだった。


つづく。


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