第36話 ヤンキー姉ちゃん (3)
そう姉ちゃんは俺のことがいつも可愛い、愛していると優しく告げながら、エッチな悪戯もよくさせてくれたな。俺の姉ちゃんは……。
だから俺は姉ちゃんから。
『新作~。姉ちゃんはあんたに裸とか見られたし、悪戯もされた女の子だから。もう他の人のお嫁さんに行くことが出来ないから。新作が大人になったら姉ちゃんのことをちゃんとお嫁さんにもらってよ』と、耳元で囁かれたことがある。
まあ、淡く、甘い俺と姉ちゃんの秘密の思い出だけれど……。まあ、姉ちゃんは幼い俺へとよくお嫁さんにしてくれと嘆願……。
その都度俺は『うん、わかったよ、姉ちゃん……。姉ちゃんは今日から俺のお嫁さんだから、父ちゃんが母ちゃんに夜な夜なしていることを姉ちゃんにしてもいい?』と俺もよく尋ねていたよな………。
でッ、その都度姉ちゃんも『いいよ。新作、おいで……』と優艶に手招きしてくれていたな……。
あれ? 俺姉ちゃんのことを嫁にしてやると何度も言ったし、責任もとると言っているじゃない!
となれば? 久美ちゃん先生のことを俺は愛し、思案をしたら駄目じゃん! 姉ちゃんのことを一途に考えないと……。
でも先生との仲はどうしよう?
俺はまた『う~ん、う~ん』と考える人へとなりながら、伯母さんがいるだろうと思われるキッチンへと向かうのだった。
◇◇◇
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