第3話非日常が普通の少年は初めて違和感を覚える
「ふわぁ〜、相変わらず授業つまんねー」
デスクに置いたパソコンとタブレットから顔ごと目を離し、さっきまで見ていた講義を閉じて軽くストレッチを始める。
どうやら通信授業は少年にとっては面白くないものだったようだ。
と、僕はラノベ風に自分の行動を言ってみる。
どんなツマラナイ行動だって第三者視点風に見ると、少しは楽しめるってものだ。
「そー言えば昨日、研究所寄ってからなーんか変な感じするんだよねぇ。
なんだろ? このモヤモヤ感初めて感じたんだけど?」
どうにも謎のモヤモヤが晴れなくて子供の頃、近所のたぶんお姉さんに初めて貰ったサバゲーのエアーガンを抱きしめて撫でていた。
気持ちを落ち着けるのはやっぱり思い出の物を抱きしめるのが一番だよね。
僕には家族はいないし、支えになる思い出も少ない。
精々、ご近所でよくしてくれたお兄さんやお姉さん、サバゲー仲間くらいかな。
今日はバイトないからいいけど、このモヤモヤどうしようか。
気分転換にボカロ見てもいいし、マンガ読んでもいいし、なんならTRPG専用ゲームアプリでメンバー募集してるサーバーに飛び込んで妄想を駆使して遊んでもいい。
初めての気分だからどうにかしたいんだよね。この感覚、まさかホラーちっくな何かに繋がってる訳、ないよね? ないよね!?
やだなぁ、余計な事考えるんじゃなかったよ。
クトゥルフ的な可能性を妄想しちゃうなんて僕バカだろ!?
リアルであって欲しくないナンバーワンじゃん!
「うぅぅぅ…部屋に僕しかいないから余計に怖く感じるって言うね……。
何で余計な事思いついちゃったんだろ…マジで僕のバカぁぁ……」
しょーがない、さっき考えた3つの選択肢から選んで気分を切り替えるしかないか。
【行動の選択肢】
①ボカロ視聴
②マンガや小説の読書
③TRPG専用ゲームアプリで遊びまくる
《気分転換に成功するかダイスジャッジ判定入ります。
選んだ選択肢とダイス結果を感想に書いて下さい》
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スタート時点でのSAN値ゲージは100に設定されてます。
全員100ゲージでスタートなので残数に気を付けて行動して下さい。
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