第10話 気が付いたら、最寄りの次の駅だった

気が付いたら、最寄りの次の駅だった。

これをやらかしたのは初めてではないけれど。ラッキーなことに帰りの電車で座ることができて、知らない間にうたた寝をしていたようで。だけど、降りられたのが次の駅で良かった〜。


ハッと気が付いたときに、最寄り駅を通り過ぎていたときの絶望感といったら。

あー!と1人で叫びたい気持ち。

そして、降りてすぐに同じホームの向かいの電車へ乗るための列に並ぶ恥ずかしさ。

誰も見てなんかいないだろうけれど、なんだかそわそわする。

ああ、あの人絶対乗り過ごしたんだろうなっていうのがバレバレだから。絶対自意識過剰だけれど。


一駅先のホームで電車を待っているときに、あまりの寒さに

これは自転車で帰れないよ!というくらいに気持ちが滅入ってしまったけれど

無事に最寄り駅に到着したら、もちろん寒いんだけれどさっきの寒さほどではなくて。

どうしてだろう?一駅でこんなに違うのかな、それとも気持ちの問題?

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