積極的な私とちょっぴり初心な彼女との甘々な日常
ハゲダチ
幼馴染から恋人へ
私は今、幼少の頃からの仲である星川小雪に告白していた。
小雪は普段は天真爛漫で元気いっぱいなのだが、今はそんな普段の様子とは打って変わって、耳まで真っ赤にしながら俯いている。
「あっ、あのね……そのね」
小雪は動揺を隠せないようで、しどろもどろになり上手く言葉が出てこないようだった。それでも私は真っ直ぐに彼女のことを見つめる。私がどれほど真剣なのかを示すために。
「こ、これは罰ゲームとかじゃ……ないんだよね……?」
「うん、違う。本気だよ」
「あぅ……」
小雪は消え入りそうな声で呟くと、さらに顔を赤くして俯いてしまった。私はそんな小雪のことを愛おしそうに見つめる。
「あ、あの……その……私でいいの……?」
「もちろん。小雪がいいんだよ」
「で、でも……私って、結構問題児だし、それに……」
「小雪」
私は彼女の言葉を遮り、名前を呼ぶ。すると小雪はゆっくりと顔を上げてくれた。その瞳には不安の色が見える。
「小雪がどんな子でも、私は小雪のことが好きなんだ。だから……私と付き合ってほしい」
「……っ!」
私の言葉を受けて、小雪は顔を真っ赤にする。そして、しばらく黙り込んでしまった。私は小雪の返事を黙って待つことにする。やがて、小雪は意を決したように口を開いた。
「わ、私も……大好きだから……付き合いたい……」
小雪は恥ずかしさからか小さな声で呟くようにそう言った。しかし、その言葉は私の耳にしっかりと届いていた。嬉しくて思わず笑みがこぼれる。
「ありがとう」
私は感謝の意を込めて小雪のことを抱きしめた。すると、小雪もまた私の背中に手を回して抱きしめ返してくれる。そのまましばらくの間お互い抱き合ったままでいた。
「ねえ、小雪」
「ん?」
「キス……してもいい?」
私がそう聞くと、小雪は一瞬ビクッとして固まった後、小さくコクンと頷いた。私は小雪の頬に手を添えるとゆっくりと顔を近づけていく。小雪は恥ずかしいのか目をぎゅっと閉じて待っている。
「んっ……」
唇同士が触れ合うだけの軽い口づけを交わす。それだけでも、私の心臓は大きく跳ね上がった。小雪の顔を見ると、彼女は顔を真っ赤にして俯いている。
「小雪」
私は彼女の名前を呼ぶと再び唇を重ねた。今度は先程よりも長く深い口付けを交わす。
「んっ……んん……」
小雪の口から甘い声が漏れる。
「ぷはぁ……はぁ……はぁ……」
唇を離すと、小雪は大きく肩で息をしていた。その顔はすっかり蕩けてしまっている。
「小雪、可愛いよ」
私は耳元で囁くように言った。すると小雪はビクッと身体を震わせる。
「ひゃっ!?」
「小雪は耳が弱いんだね」
「うぅ……いじわるぅ……」
小雪は涙目になりながらも抗議してくる。そんな姿も可愛らしいと思った。
「ごめんね。でも、そういうところも含めて、全部好きになっちゃったから……」
私がそう言うと、小雪はさらに顔を赤くして俯いてしまう。そして、消え入りそうな声で呟いた。
「私も……好きぃ……」
私はそんな彼女のことを愛おしそうに見つめる。
「小雪、大好きだよ」
私はもう一度小雪にキスをした。
「んっ……んん……」
今度は先程よりも長く深い口付けを交わす。
「んっ……ぷはぁ……」
唇を離すと、小雪は大きく肩で息をしていた。顔はもう真っ赤になっていて、目には涙を浮かべている。そんな姿もとても可愛かった。
「小雪、大丈夫?」
「う、うん……」
小雪は恥ずかしそうにしながら答える。
「じゃあ、もう一回……」
そう言って再び顔を近づけようとしたところで、小雪が私の口に手を押し付けてきた。
「むぐ……」
私は思わず変な声を出してしまう。彼女は慌てて手を離すと、申し訳なさそうに言った。
「ご、ごめんね!でも……これ以上は……もう無理ぃ……」
小雪の顔はさらに真っ赤になっている。そんな姿もまた可愛らしいと思った。私はクスッと笑うと言った。
「わかった」
そして、小雪の頭を撫でると優しく抱きしめるのだった。
積極的な私とちょっぴり初心な彼女との甘々な日常 ハゲダチ @daiaqua
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