第2話 不登校の本気

どうして不登校になったのか自分でもよく分からない


気がついたら不登校だった


言い方がヒーローみたいだけど、本当に感覚的にはそんな感じ


怒られても行けないし、不登校時代はストレスがかかるたびに

手首とか足首の関節が痛かった


光が眩しくてパーカーをよく被ってた

音に過敏で人の話し声がとても煩く感じて音楽もクラシックが好きだった


厨二病なのか、不登校による心因性のものなのか謎なところはある


休みたくて休みたくて「熱が出る方法」とかを必死に探してた

確か、玉ねぎを脇に挟むって書いてあって

こっそり玉ねぎを一欠片失敬した気がする


やらない方がいい 

熱は出てないし臭かっただけ


これは小学生の頃だった気がするけど体温計の温度をあげたくて

体温計を電子レンジに入れた

(熱は出ないから絶対にやらないように!!!)

体温計をレンジに入れると壊れる、と言うことだけ知った


体調が悪くなるのは大歓迎だった

サボりと言われ、元気なら学校に行けと何度も言われた

多分私が親でもそう言ったと思う

でも玉ねぎを挟んで、電子レンジをチンするくらい

本気で行きたくなくてどうしたら行かないで済むか考えていた


今は体調が悪くなりそうなものならすぐ健康を取り戻そうとする

当時は学校に行かずに済むために健康を失いたかった

本当に風邪を引いた日は学校を正当な手順で休めたことに安心した



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