世界に望まれぬ私と望まれすぎた君

神子と呪い子


この世界には「神子」と呼ばれるものと「呪い子」と呼ばれるものが存在する。

神子とは、神により『加護』を受けし者の事であり、生まれつき目か髪のどちらかが金色で産まれてくる。そして、逆に神により『呪い』を受けし者のことを呪い子と呼ぶ。呪い子は生まれつき目か髪のどちらかが黒色であり、どちらも髪や目の色は遺伝とは関係なく産まれる。


加護や呪いは持つものによって異なる。例えば加護ならば五感の強化や癒しの力。呪われなら逆に自身の五感の喪失や周りに死を振り撒くなど様々だ。どんな能力でも1人につきひとつしかなく、また加護と呪いの2つを持つものもいないとされる。数千年の歴史で前例がないからだ。加護と呪いは未だ謎に包まれており、解明されてない。

確かなのは、加護は自分と周りを幸福に、呪いは自分と周りを不幸にするということだ。


加護をもつ神子は国によって保護され、それとは反対に呪われは迫害され、見つけ次第殺される。産んだ人は、自分の手で殺せば罪には問われないが、匿うなどをすれば家族諸共消される。


ここはそんな世界だ

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