英雄王になれなかったが最強 ~無限と氷の【力】を操り学園トップに成り上がる~
@kamiikkei0114
第1話終わりの始まり
|102代目英雄育成高等学校。この世界には英雄がたくさんいる。
英雄とは自分自身しか持っていない【力】を利用して悪魔に魅入られた生物を殺す独立した団体に入っている人たちのことだ。
また団体の中でも悪魔を相手に功績を挙げた者が英雄王と呼ばれる。
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俺の名前は徳田 氷河。
今日から高校生だ。
「ここが教室か…」
「お兄ちゃん、緊張してる?」
「緊張しない方がおかしいだろ?」
十年以上の経験を通したから分かるが、【力】を持ってる人というのは大体変人だ。
…はあ、気が重いな。
ガラガラガラ
「おお、お前らが最後のクラスメイトか!俺の名前は相羽勝。よろしくな!」
「お兄ちゃん、私は他の女子のところに行ってくるね。」
「分かった。」
「おい、お前の名前を教えてくれよ!」
「ああ、俺の名前は氷河。よろしくな。」
「そういえばさっきのは妹か?」
「俺の妹の徳田 花だ。…手を出したら殺すぞ。」
「ヒッ急に怖いことを言うなよ。」
「君たち~席について~。まずはAクラスに入れたことをおめでと~。僕の名前は風神嵐。嵐先生って呼んでね~。」
この人が先生…。どんな人なんだろうな。
「先生!先生の【力】は教えてもらえないんですか!」
「勝くん~、あんまり人に【力】を聞いたらダメだよ。」
「すいません!」
「まあ教えてあげるよ。僕の【力】は【風力】。風を操るだけの【力】だよ~。」
【力】は神からの贈り物と言われている。心にある【力】の源から【力】を取り出すし、操ることが出来る。
「じゃあ、この後は寮に戻ってね~。明日は校長試合があるから早く寝てね~。」
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「ここが寮か…」
確か寮は二人一組で同じ部屋を使うはずだ。
ちなみに生徒が健全に成長するために異性と同じ部屋になることはない。
がちゃ
「よお、氷河!同じ部屋だな!」
「よろしくな。」
「どうせなら、これから仲良くやるんだしお互いの【力】を教え合おうぜ!」
いずればれるだろうし、教えておくか。
「まあいいぞ。俺の【力】は…【氷力】。氷を操るだけだ。」
「氷を操る!複合魔法の【力】か!俺の【力】は【底力】。よろしくな!」
【力】には種類がある。
魔法、強化、ユニーク系の三つだ。
魔法系には火、水、風、大地、雷の五属性と光と闇の特殊二属性がある。
強化系は幅広く基本的にはなにかを強化するのがここに入る。
ユニーク系は珍しい【力】だったり確認されてなくて分類出来ないものがここに入る。
「じゃあ、明日からよろしくな!氷河!」
「ああ。」
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