クローン・メモリー
安室 作
クローン・メモリー
クリーム色の壁と天井。目に入ってきた景色にまず疑問が湧いた。どこだここ? 天井の隅にはクモの巣が張っていて、重たそうに埃を乗せている。埋め込み式の蛍光灯が部屋全体をぼんやり照らしているため朝か夜かも判別し難い。
絶対に家じゃないな。病院の個室のように一瞬錯覚したのはベッドとシーツ以外には何もないせいだ。でも病室ならもう少し清潔であっていいし壁も真っ白いはず。少なくとも自分はこのベッドで寝ていて、いま起きたらしい。それは確かだ。
ゆっくりと身体を起こし近くの壁を触ってみる。指の形……爪もきちんと切りそろえられている。自分で手入れしたのか? 分からない。窓はおろかドアすらない。ただ何らかの出入口はあるに決まってる。例えば地下への階段とか。
床に視線を落とすとベッドに隣接するように小さなパソコンがあった。電源は止まっていて地面に横たわったままコードが幾つも伸びていてる。人工呼吸器? マスクのようなものはないのでコードの先を身体に貼ると心音とか……何て言ったか、バイタルサインの推移とかが分かるのかも。でも肝心のコンセントの差込口が床や壁にない。内部バッテリーで動く? スイッチと思わしき部分を操作してもパソコンの画面に変化はみられなかった。
ベッドから立ち上がり腰と首を軽くひねる。やっぱり病院か? 患者が使うようなパジャマを自分も着ているし何だか妙に見覚えがある、そんな気もする。頭の中の記憶を何度探ってみても迷路にはまったように出口へ向かう兆しがみえない。思考にモヤがかかってるみたいな……。
おっと。身体がふらつく。弱っているというか本当に動くのが久しぶりといった感覚。それにしてもこの部屋どう出るんだ? 困ったな。どう入った。壁に床。他はベッドの真下と棚の裏側くらいしか見るとこないぞ。
立って目線が上がり、棚にフォトフレームが置いてあるのに気付く。
……父さんと母さんだ。
写真を見てすぐ分かった。その間に小さい頃の自分がぴったりと収まっている。ああ、懐かしい。松の木と砂混じりの地面。少し遠出をして海を見に行った帰りだ。寄せては返す波の音。砂浜の感触。潮の匂い。まだ子どもだったからアイスを二回もねだって買ってもらったっけ。
そうだ、思い出してきた。分かる。分かるぞ。
寝ぼけていた頭と目が覚める時に似た、脳内に血が勢いよく巡ったような感覚。単語とか知識だけじゃない。記憶が一気に蘇ってきた!
棚に入っている物が何か、引き出しに触れるまでもない。
爪切り、何着かのパジャマ、タオル……場所までも鮮明に憶えている。良かった。問題ないようだ。しっかりと機能している。あとは……細かい部分まで定着しているかどうか? つい幾つか昔の記憶を確かめてみたい衝動にかられたが、そろそろ行かないと。検査で合格しなくては成功とは言わない。
壁には小さい染みや経年劣化の痕跡があった。さっきまではただの壁としか認識できなかったが今は手触りすら違って感じるほどだ。当然、ドアも記憶通りの位置にある。視界もはっきりして生まれ変わった気分だ。
転ばないようにゆっくりと扉に向かう。筋力の低下はかなりのもので無視できない。こういうことも報告しておいた方がいいだろう。細心の注意を払う必要があるとはいえ、日常生活を取り戻すのに時間がかかってしまうのでは本末転倒だ。
廊下に出ると、部屋と同じくクリーム色の壁と床が続いている。等間隔に個室のドアがあり、廊下の左奥は……そう、入口に続いていて、検査室とか施術室とかがあったはずだ記憶が合っているなら。
用のあるカウンセリングルームは右側。ふふ、もし間違えてしまったら調整のし直しか? 各扉や壁に案内や名称が示されていないのも、実はその辺りを確認する意味があるのかもしれないな。
入室する前に隣にあるウォーターサーバーで水をのむ。
紙コップを空にして息をつく。ノドに染み渡る感覚も久しぶりだ。歩くのも大変だったし、これからカウンセリングを受けるのに声がでないんじゃ話にならない。
「おはようございます」
「はい。おはようございます。よろしくお願いします」
部屋は一際まぶしく、白さを感じた。中央のテーブルに分厚い資料が並んでおり、女性のカウンセラーが奥のソファーに座ったままこちらを向いている。
医者と患者が顔を合わせる診察室とは違い、モニターが設置されたテーブルとソファーがあった。壁の方に薬品棚とコンピューター器具がなければ、大体の施設や会社にもありそうな雰囲気の部屋。治療の前に一度来た憶えがある。
「もしかして待たせましたか?」
「いえ。予定通りですよ」
女性のカウンセラーから、疲れや気だるさのようなものを感じてつい思ったことを口にしたが否定された。母と同じくらいの年齢だろうか。かくゆう自分も二重の意味で目覚めたてなので、寝起きの鈍さからくるただ勘違い? そんなことを考えていると、彼女は手で座るよう促してきた。
「どうぞこちらに。楽な姿勢でおかけください。質問やチェック項目が多く、時間がかかります。また、音声および呼吸や心拍数を記録し、データ測定のためリアルタイムで送信されます。よろしいでしょうか」
「構いません。同意書にサインした時と変わりないですよね?」
「はい……以前の通りです。では器具を装着していきますね」
そう言ってカウンセラーは機械から伸びたセンサーを腕や指、胸、足首に取り付けていく。わざわざ脳波を調べなくても質問を聞くときや答える時に身体に起こる反応で知りたいデータは採れるらしい。発汗とか呼吸、心拍数……まるでウソ発見器みたいだ。実際調べることも記憶が定着しているかどうかだから、思い出す過程に虚実があるか判別するのだろう。
「ペットボトルの飲料水も用意してありますので、適宜お飲みください。紙コップも使うならこちらに」
「ありがとうございます」
改めて座り直しながら気持ちを整える。検査で証明するんだ。記憶が完全に元通りになったってだけじゃなくて、思い出の大切さや気持ち、心の動きまで取り戻している……自分が紛れもなく自分だってことを。きっと大丈夫。俺は両親と父さんの研究を信じている。
「では確認のために、フルネームでお名前を言っていただけますか」
「〇〇〇 〇〇です」
「あなたの病名と病状を教えてください」
「若年性アルツハイマーです。主に記憶障害が中期まで進行していて、人の名前とか直近のことが思い出せなかったり……あと、入院する前は時間の認識も怪しかった気がします」
「あなたの受けた治療について、どこまで知っていますか?」
「近年では記憶を写し取り、脳の神経細胞に定着させる治療法があります。自分は健康診断の時、父の勧めで記憶のバックアックを複数とっており、こうして適切な治療をしてもらえることになりました。本当に感謝しています」
脳は再生できる。
神経細胞になり得る神経幹細胞を、人間は年齢を重ねても失わないという昔の発見から……それを刺激し、細胞間のネットワークを繋ぐ技術が数年前に確立した。脳の失った部分を復元することで、失語症の劇的な改善や、身体の部分的な麻痺を回復させたり、狭くなった視覚や認識を広くしたり……まだ一般的に知られていないが、自分のように人格や記憶を転写する形で取り戻すことさえ可能となった。つまり世界的に見ても自分はかなり初期の成功例という事になる。さすがに健常でいる時の詳細な脳データが必要になるけれど。死ぬ間際まで残しておきたい機能を補えるのはまさに科学の進歩だ。かかる費用も知識も、まだ一般的ではないらしいのでその辺はこれから変わっていくのだろう。
脳のデータ化。医学技術がさらに発展していけば、そう遠くない未来 100%完全に脳をコピーしたり、電脳化……データを外部保存したりなんてこともできるかもしれない。本当に父さんはすごい。そんな分野での技術改革をしてきたんだから。
「では神経細胞定着による治療について説明をしていた人は、私でしたか?」
「ええと……分かりません。でも若い女性だったと思います」
「些細な事でもいいので、その女性の特徴など何か思い当たりますか?」
「たぶん髪型は短くなくて、あなたぐらいの長さだったかも。メガネはしてなかった……と思います。それ以外は記憶にないですね」
今まで見聞きしたこと、五感で知覚したこと、何でも知っているわけじゃない。たとえば運転免許証。顔写真や服は憶えていても、番号や有効期限まで詳細に憶えているわけじゃないそれに……そんなことは重要じゃない。大切なのは、自分が自分たる部分を忘れていないかだ。
「では、入院までの経緯を覚えている範囲で教えてください」
「その日は自宅にいました。ただ、普段より頭がぼんやりしていて……」
質問は多岐にわたり、また統一性もなくバラバラな項目ばかりに思えた。好きな食べ物。誕生日にあった面白いエピソード。部活。家で飼っていた生き物、口癖。バイキング形式での変わった自分の食べ方。友だちのこと。ベッド横の本棚に並んでいる書籍。
些細な事から、少し考えさせることまで。部屋に時計がないのでどれぐらい経過したか分からないが1時間以上は話していただろう。ペットボトルの水もだいぶ減っている。しかし伝えられることは伝えなければ。治療が上手くいっていると認めてもらうんだ。完璧に失った記憶を取り戻したという証明のために。
「ホント、あんなに飛ぶなんて思わなくて」
「なるほど。では質問は以上となります。ありがとうございました」
「終わりですか? ありがとうございます。話を聞いてもらえたので飽きずにやれましたよ」
「……それは良かった」
彼女は長めにため息をつく。
やっと終わった、とまで表情には出さないがその目には疲れが見て取れる。
無理もない。ひたすらに質問をする側も大変だったはずだ。いくら淡々とやるにしても限度がある。
「最後にあなたのご両親からメッセージを預かっています」
「え、母さ……母と父の?」
「はい。こちらをご覧ください」
そう言ってカウンセラーは机の端に置いてあるモニターをこちらに向ける。未だ電源が入ってないのか、真っ暗のままだ。パソコンに繋いだりなどの準備があるらしい。少し戸惑っているからこの間は助かる。
両親からの言葉? どういうことだ。快気祝いの言葉とか? いや、今までの質問に答えたのがテストだとして採点がまだじゃないか。ぜったいすぐ結果は出ない。だから違和感を覚えてるんだ……もしかしたら検査がまだ終わっていない? これもテストの一部という可能性がある。気持ちを入れ直さなくては。
そんな自分の思考はモニターの画面が切り替わった瞬間、吹き飛んだ。
「○○、調子はどうだ?」
「元気にしてる?」
……父さん。母さん。
ただ親の顔を見ただけなのに涙が出てきた。精神的に弱っていたのか、聞きなれている声が心に染み入るようだ。ひどく懐かしい。本当に色々な思い出を忘れていたのだと改めて思う。こちらが呼びかけても変化がないから、たぶんリアルタイムじゃない。あらかじめ撮影したものだ。膨大な質問が終わるまで時間もずれるし、流石に待ってることはないよな?
両親には迷惑ばかりかけてしまった。幼少の頃は父にかまってもらいたくてワガママばかりだった。たまに遊びに連れて行ってもらった時は帰りたくなくて足を止め、おんぶしてもらったっけ。母は自分が寂しくならないようにいつもそばに居てくれた。子どもの頃はそれがどれだけ大変で有難いことか分からず……今だって頭脳のデータを保管してくれていなければ大切な記憶を無くし続けていただろう。
モニター越しの両親は涙でぼやけている。父さんは自分に謝っていた。仕事や研究にかまけ我が子の異変に病院へ運ばれていくまで気付くことができなかったと。父親失格だと。母さんは言葉は少なかったが申し訳なさそうに俯き、終始心配そうな目をしていた。 ただただ自分が愛されていると実感が沸く。
両親には何の落ち度も責任もない。運悪く健康診断の隙間に病が進行し、心配させまいと自分自身の不調を伝えなかったのが悪い。こっちこそ謝りたいことばかりだ。伝えたいことがたくさんあるのに、電話で話してる時みたいに相槌を打つことしかできない。もどかしさばかりが募っていく。
「両親と会えますか? いまどこに?」
「あなたの記憶が問題なく転写されていれば思い出せますよ。ご両親は今も変わらないお住まいで過ごしておりますので」
「そうですか……あれ?」
「どうかされましたか」
「い、いえ」
涙を拭い、改めてモニターを注視した。画面の両親は少し若く見える。直接会ってはいないし撮影用のメイクやスタイルを整えたと言えばそれまでなんだけど。何か違う。髪型とか、目の皺とかとはまた別の……。心拍数が上がっている。頬や耳が熱を持つ。ぼんやりした不安はすぐに恐怖へと変わった。
違う。父さんと母さんじゃない。
誰だ。双子? いや非現実的すぎる。どう見てもよく知った家族のはずなのに自分はその通り認識できない。写真とか自画像、ドット絵、人形……そうだ。精巧すぎる人形が喋っているみたいだ。どう言い表してもしっくりこないがズレがある。頭の中、蘇った記憶が警鐘をガンガン鳴らしていた。
これもテストの一環なのか? 『画面に映っている肉親を偽物だと見抜ければ合格』だとでも? 確かに家族にしか分からないことに気付いたなら、記憶が完璧に戻ったと言い切れる。だけど目の前にいる親を否定する発言は逆にテストの評価を著しく下げてしまう可能性が……。
「汗を、かいていますね。数値も興奮傾向を示している」
「そうですか?」
「何かお気付きの点がありませんか?」
「……いえ。特に何も」
表情は取り繕ったものの、指先が震える。両親を一度に亡くしたみたいな自分の人生で味わったことのない喪失感が自分の中で膨らんでいく。息が荒い。過呼吸になってるみたいだ。
「落ち着きましょう」
「はぁっ、はぁ」
「さらに数値変動。いま思考の乱れはありますか?」
「……ないです」
「では記憶の定着を維持するため薬を入れますね」
「すみ……ま……お願……し……」
腕を差し出し、カウンセラーから注射針を向けられた時点でもう身体は動かせそうになかった。
どうすればいい? 解決するための方法や両親に関わる思い出が走馬灯の如くよぎる。たいした閃きは得られなかったが、ぼやけていく視界から見える父さんと母さんは……やっぱり本物とは思えない。もし魂というものが存在するのなら……画面の二人には宿っていない。それだけは分かった。以前の曖昧な頭ならともかく、いまは自分の勘や感覚を信じられる。
血管に薬液が染みていく。安定剤の効果は即効性があるようだった。しかし急激な落ち着きに比例して意識も沈んでいく。家に帰らないと。その理由がさっきとは変わってしまった。ぜったいに検査をクリアして確かめに行く。家族にしか、自分にしか分からない謎がある。父さんたちに会えば、きっと答えがでるはず……。
「上手くは行かないものだ。最後の方になれば特に……」
父さんの短い言葉が頭の上から響いた。
落胆している声だと分かる。昔、テストで簡単なミスをしてしまった時、聞いたことがあるから。つまりビデオレターの類ではなくて、どこかでここを見ていたってこと?
「記憶の定着には問題が起こらなくなりましたな? 施術の手際もお見事」
「恐縮です。質問の答えや反応もほぼ同一と言っていいかと」
「あとの課題として……最終段階にさしかかると感情の起伏が激しくなる。記憶の混濁とも違う。精神状態で言うなら不安や焦り。その辺はどうなっているか?」
「解明次第お伝えいたします」
「取り組みが難しいようなら担当から外すと伝えましょうか? 別の要素を加えれば新たな進展や知見が得られることもある……唯一無二な存在と違い、カウンセラーなどいくらでも替えが効きますよ」
「いえ。大丈夫です。質問やマニュアルをまた誰かが始めからというのも大変ですしそれに」
「それに?」
「成果が出るまではここから出られません」
「当然です。我が子を失ったのは病院側の責任でしょう。病室から抜け出し、交通事故に遭ってしまったのだから。若年性アルツハイマーで行動の制限はされていたようですがまだ20代でした。院外に出る可能性は十分に予測できたのに対策や注意義務を怠った。その時の私が、費用はいくらでも出すのでスタッフや予防対策を、とそちらにお伝えしたにも関わらずだ」
「申し訳……」
「謝罪は遠い昔に受けました。当時病院勤めだった貴女にね。私自身の研究をどう扱っても構いません。記憶の回復、改竄、消去。ありとあらゆる技術を尽くしてでも成果を出して頂きたい。それまで研究技術が外に漏れる可能性を私たちは許さないでしょう」
父さんとカウンセラーのやり取りは遠く、反響して聞こえる。
言葉の意味はよく分からなかった。もう意識を、保っていられない。
「毎回顔をお見せになるのはどうしてです? 音声や映像を流せば……」
「我が子だと確信する瞬間のために毎回出向いているだけですよ。ちょっとした反応、声の癖や仕草でそれは分かる。概念的な話になってしまいますが魂が宿っているかが分かるのは……私たち家族だけだ」
「なるほど」
「しかしお疲れのようですな。次のテストは遅らせましょうか?」
「逆に30分早めてください。午前のノルマを達成して休憩します」
「では準備を綿密に」
「すべて抜かりなく。独自の技術を提供してくださり、人格コピーの技術は上がっています。今後はより精密さを……」
「細かい調整の必要はない。時間は無限に近くあるのだから。膨大な試行回数の中で起きるほんの少しの定着の誤差、そのブレが適正値に当てはまるなら成功と言えます。最愛の我が子に会える日は必ず訪れるでしょう。私たちはいつまでも待っていられます」
「あの、私たちは……家族と一緒に過ごし、子どもに看取られて人生を終えたい。それだけが望みなんです」
「妻の言う通りだ。もっとも、あの子が望むのなら無限に近い時間も与えてやりますがね。今となってはそれが可能……記憶は欠けなく完全に保存してある、遺伝子情報も事故が起きた時に十分採取できた。今後は再利用と調整の効率を高めるため、さらに肉体を、クローンを培養してください。今の私たちと同じように」
「承知いたしました」
「人格は再現できるようになった。しかしまだ脳も身体も必要だ。親和性の高い容器がなければ、データはデータでしかない。計算領域上で永久に生きる、人類が最終的に行き着く天国にはまだまだ遠い。私の研究が行きつく果て……昔と違いすでに関心も薄れた」
「そのようですね。では次の準備に取り掛かります」
「ええ、またすぐお会いしましょう」
クローン・メモリー 安室 作 @sumisueiti
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