第2話
皆さんとお話するのは二回目ですね。
相変わらずとしか言いようがない雄介くんに、今回もちょっかいを出していきたいと思います。
作戦一、膝枕。
雄介くんは高校生。
女の子に膝枕なんてされたらきっとドキドキすることでしょう。
ミッションスタート。
「ねぇ、膝枕してあげよっか?」
優しく雄介くんに近づいていきます。
「ほら〜美々〜おいで〜」
……的外れだ。
仕方ない、ここは臨機応変に。
私が雄介くんの膝の上に頭を置く。
どうだ、ドキドキするでしょ?
「わっ、タマゴ切らしてるんだった! お買い物行ってくるねっ」
私の頭をどかして立ち上がる雄介くん。
そのままお買い物に行ってしまいました。
……ミッション失敗です。
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