①仮想現実世界

西暦2000年初期より開発が進められたトール·エレクトロニクス社(以降トール社)が開発した仮想現実世界。

現実世界からの移住を目的に作られた。

好きな年代、国、シチュエーションを選択し、自らのキャラクター(自我·人格·魂)を電子化し、新たな仮想現実世界で生まれ変わる。

2050年、突如発災した新型ウイルスによって、人類は1/3の人口を失ったことにより、急速に仮想現実世界への移住が進んだ。

安全な世界で、若い体に生まれ変わり、希望のシチュエーションで人生をやり直すことが可能になったのだ。

移住者の多くは年老いた、世界の金持ちである。

仮想現実世界への移住は億単位の費用が必要となるからだ。

※突如『発災した』新型ウイルス。

ウイルスは明らかに、人の手が加えられていた。人類史上最悪のバイオテロであった。

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