第6話完全に消滅

お酒を飲みたいのでしょう?


 飲まにゃやってられない。


と、聴いた事が有る。


いつか子供の頃・・・。


留一のパパが言っていたと、留一から直接聴いた事が有る。


いつもはふざけた事ばかりの留一だがこの時は違った。


パパの浮気がバレて離婚の話しに伸展して行ったらしく留一はいつもの饒舌な少年ではなく、すっかり萎れていた。


だから美鈴が思い余って縁日に誘ったのだ。


だから留一は不幸な死に方をしたのでは無く今の今まで楽しくて仕方が無い時間を美鈴と過ごして、「ただいまと、玄関ドアを引き開けた刹那不発弾の爆破ハレーションで姿、形も無くなってしまった。

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