第2話不発弾の閃光

そんな天国と地獄の様な経験をしながら心構えを持ちちょっとやそっとの出来事ぐらいは自分で対処出来るように成長していた。


第2章「おかっぱ頭の娘」


鍵弥留一は子供のまんまあの世へ行った。

実はあの時走り去った留一の向こうを観ながらトン!と、跳んだ刹那、一瞬の閃光が美鈴の周辺に昼の様に明るく為って直ぐまた夜の緞帳が下りた。

地べたに這いつくばり閃光の恐怖に暫らく立てなかった。

衝撃波が木造の戸建てをなぎ倒して行った。

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