またねへの応援コメント
真花さま、はじめまして。
企画にご参加くださりありがとうございます!
冒頭の「ため息が沈殿している」という一文から一気に世界が立ち上がり、灰色の時間を生きる主人公の息苦しさが伝わってきました。
そして、ライヴで北見さんの歌声に世界が音を取り戻す瞬間の描写が圧巻でした。
音と熱気とまぶしさが、無彩色だった彼の世界をゆっくりと染めていくようで、読んでいるこちらまで胸が高鳴りました。
ラストの「またね」は、たった三文字なのに希望と余韻が詰まっていて、本当に美しい終わり方でジーンとしております。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
舞見ぽこさん
こちらこそ企画に参加させて頂きありがとうございます。
「一気に世界が立ち上が」った、とのこと、嬉しいです。
ライブで色が変わっていくことが伝わってよかったです。
「またね」の言葉に「ジーン」として頂いたなんて、すごく嬉しいです。
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
初めまして。
「ため息を切り裂いて北見が走って来る。生命力の塊の突撃に僕は身を固くする。」
この一節に、東海林くんにとっての北見さんが象徴されていると感じました。
鬱屈とした日常が一夜にして生命力に満ちていく。拝読していて、元気が湧いてくるような、心地のいい読後感でした。
素敵な作品をありがとうございました^ ^
作者からの返信
青草さん
初めまして。
「ため息を切り裂いて〜」、言われてみて再読してみると、確かにここが北見の象徴ですね。そして転換点。
「元気が湧いてくるような」と言って頂き、嬉しいです。
読後感がいいのは、よかったです。大事ですよね。
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
うあ〜!!うあ〜!!!ムズムズする!!!背中に虫がついているみたいだ!!!!
思っきり背中を押したい!!!!でもこの空気をもうしばらく味わいたい!!!!
ほんっとうに読み応えがある!!!情景が頭の中ででてくるようで短い映画を見ているような感じがしました!!!
面白かったです!!!!!応援しています!!
作者からの返信
テマキズシさん
熱いコメントありがとうございます!
「背中に虫」とは、相当ですね。背中を押して下さい。……でも「この空気をもうしばらく味わいたい」のですね。困りました。私としてはとても嬉しい困りです。
「面白かった」と言って頂きこれも嬉しいです。
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
ドロドロさんがレビューしていたので読みに来てみました。
これ、ほろにがくていいですね。
今、暗ーいお話書いているところだったので、ほっと致しました。一服の清涼剤というか。
「ま、でもこんなもんだろ。東海林君、きっかけはできたんだから、これからだよ、これから!」って、最後、心の中で声を掛けました。
あ、申し遅れました、小田島匠と申します。
ほかのお作もあれば拝見させて頂きますね。
作者からの返信
小田島匠さん
「清涼剤」になったとのこと、よかったです。
「心の中」の声に、にんまりしてしまいました。東海林君にきっと届いているはずです。がんばれ、東海林君。
他の作品も見て頂けたら、とても嬉しいです。是非。新しめのものがおすすめです。
読んで頂きありがとうございます。
真花
編集済
またねへの応援コメント
"そう思うほどに時間は粘りを増す"
"混じり合ったため息がドブの色"
"モノトーンで殺風景に堕ちる。客の切れ目に自らの停滞が胸にウロを穿って、そこからため息が錬成される"
とてつもなく好きです。ただレトリックなだけでなく、本質を突いてるところが
"客は活発だ。膝までた〜挨拶をして帰る
"低体温の爬虫類のような声を返した"
"北見の全身が燃えている、僕が火傷しそう"
"そのため息を切り裂いて北見が走って来る。生命力の塊の突撃に僕は身を固くする。だが、衝突はしなかった"
同じくとてつもなく好きです
"タイミングを計るがその瞬間が来ない。そんな気負う相手じゃないはずだ。ときどき喋るだけのクラスメイトだ。北見がキラキラして見える。こんな顔だったっけ。僕はこんなに臆病だったのか。何を恐れている"
ときめいてしまいました笑
素敵な企画を開いていらっしゃると、お邪魔いたしました
期待通りで、非常に満足感が高いです。その視点を持っているあなた様なら、拙作を隅々までわかってくださるのではないか、という下心が出るくらいです
前半では、ため息を思わせる鼻音やくぐもった発音の多い単語が目立ち、後半では、ため息を思わせる語彙は消え、kなどの破裂音が姿を表すところに、韻律を使いこなす巧さを感じております
企画で集めた100を超える作品を、どうしても義務的に読んでしまうのでため息で画面が曇るようにこびりついていたところでした
ありがとうございます
作者からの返信
アタオカしき(しっぺ返しの戦略実践者)さん
比喩を誉めて頂き、それも極まったレベルで、とても嬉しいです。
ここまで丁寧に引用してそれぞれの群に熱いコメントをもらったのは初めてです。その熱量に私の頬も染まって、胸に湧き上がるものがありました。
「ため息で画面が曇るように」、しんどさが伝わって来ます。
企画を「素敵」と言って頂いたのも初めてです。多分100回くらい企画をしているのに、です。いらっしゃいませ。いい出会いの場になれば幸いです。
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
企画から来ました。
特に序盤、鬱々とした退屈な日常なのにリズミカルに読める筆力に感動しました。
すごいなぁ。
ライブを客観的に見てしまいながらも、北見さんの声を意識する心情。甘酸っぱいです。
あと、チケットを買ったり北見さんに声をかけつつも……食事には誘えない。完全に日常を変えきれないという部分がリアルだと思いました。
思っていても、なかなか足を踏み出すって勇気がいりますもんね。
行く末がいろいろと想像できる、良い短編でした。
読んでよかったです。
作者からの返信
咲野ひさとさん
「筆力に感動」なんて、めっちゃ嬉しいです。
「想像できる」と言うのが、と言うより、想像して頂ける、心を頭を動かして頂けると言うことに、何よりも喜びがあります。物語が「文章」で完結しないと言うことは凄いことです。ありがとうございます。
読んで頂き、ありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
自主企画から来ました。
地の文章の表現に独自の感性を感じました。
しょっぱなから「客は活発だ。膝までため息に浸かっているのに気付きもしない。」これは驚きました。
こういった表現をする人は少ないので、素晴らしい感性で書かれた「純文学」だろ思いました。
是非、他の作品も読みたいです。
作者からの返信
柊 あるとさん
「地の文」に「独自の感性」、最高の褒め言葉です。そこをどうするかに極めて腐心しました。この作品はそれが出来ていると自分でも思っています。
「純文学」と言って頂き、嬉しいです。
是非、他の作品も読んでみて下さい。新しい方の作品をお勧めします。
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
何気ない青春の一頁が、色とりどりの想いと共に詰まってますね。
夕食くらい誘ったらいいのにって、勝手なことを思いつつ読み終わりました。
彼女の歌声でお腹一杯だったのか?
彼女のテンションに気を遣ったのか?
まだ始まっても居ない、そしてまだ終わっても居ない、正に一頁を綺麗に切り抜いたような、素敵な作品だと思いました。
作者からの返信
そうじ職人さん
「正に一頁を綺麗に切り抜いた」と言う表現が好きです。色々未満な二人のまだ曖昧さもふんだんな時間を書きたいと思ったので、それを垂直に見て頂いたのかなと思い、嬉しいです。
「素敵な作品」と言って頂けたのもとても嬉しいです。
読んで頂きありがとうございます。
真花
編集済
またねへの応援コメント
はじめまして。
鬱々とした日々を変えようと何となく取ったチケットがきっかけになり、主人公の気持ちを熱くしていくストーリーに惹き込まれました。北見さんのグラドラへの熱い想いに触れ、情熱、そして恋心など、彼の中で味わったことのないものがこみ上げてきたように感じました。
最後は北見さんを誘えなかったけど、ため息ばかりついていた今までとは違う自分がいたことに、きっとささやかな喜びを感じているのが読み取れました。爽やかな余韻の残るお話、ありがとうございました。
作者からの返信
Youlifeさん
はじめまして。こんにちは。
東海林の変化を感じて頂けたようで、嬉しいです。特に、「きっとささやかな喜び」と言う感覚、結構微細なものだと思うのです。そう言うことが伝わったことがとても嬉しい。
「爽やかな余韻」と言って頂いてありがとうございます。読後感って重要だと思うので、よいものだったのはよかったです。
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
企画から参りました。
偶然手に入ったチケット。退屈で人間じゃなかった最初の日々と、ライブと北見さんへの気持ちの変化の対比がきいていて、いい短編だと思いました。
さらに、「~ような」という比喩がたくさん使われていて、中にはめちゃくちゃ個性的な比喩もあり、想像しやすく面白かったです。
素敵でした!
作者からの返信
虹空天音さん
「いい短編」、「素敵」と言って頂き嬉しいです。
ですが、私としては比喩を褒めて頂いたことがすごく嬉しいです。それも、「想像しやすく」とは、ありがとうございます。比喩は個性の出るところだと思っています。力を入れているので、効果を発揮したのは本当によかったです。
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
偶然手に入れたライブのチケットを口実に、クラスメイトの女子を誘って、日頃の鬱屈した気持ちを晴らそうとするのかと思えば、OKの返事をもらっても、バンド愛を熱く語られても、ライブが始まった時でさえ、東海林君はあまり気持ちが動いていないように見えました。でも誘うくらいだから好意がないわけはなくて。だから「幸福をソテーにしたような笑み」で急にどぎまぎしてしまう東海林君に好感がもてました。そして、やっぱり彼は誘えなかったか、と納得です。ため息ばかりだった東海林君が、車窓に映る自分の顔を見て、どう感じたのでしょう。「またね」のひと言に、物語の余韻を感じました。
作者からの返信
@sakamonoさん
『だから』「東海林君に好感がもて」た、と言う表現に、東海林のすぐ近くで読んで頂いたのだなと思いました。「納得」にも心の距離の近さを感じます。
だから、きっと、@sakamonoさんは東海林が車窓を見て感じたものを感じたんじゃないかと推測しています。
「またね」が力を発揮して余韻になって、よかったです。
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
この作品は、距離感と、温度差と、新たな気づきの集大成ですね、とても伝わりました。こういうところが真花さんの持ち味なんでしょうね。結局最後は誘えないという、モヤモヤ感を残す、なんか文学的ですね。
作者からの返信
帆尊歩さん
集大成。そう言って頂いて、嬉しいです。自分としてもこれまでの結実の作品に感じていたので、それにちゃんと名前を頂いたように思います。
そして「持ち味」って、すごいことです。それが何かよく分からなくて迷走しました。今、「持ち味」と言われて何よりも興奮するのが、ここでやったことと、私がやろうとしたことと、やりたいことが一致していると言うことです。それが「持ち味」になっている。もう迷わずに行きます。
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
イベントにご参加くださり、ありがとうございます!
私は学生時代、スーパーのレジ打ちバイトをしていて、退屈な時間であったことも強く共感できます。
東海林君がライブ中、爆音の中でも北見さんの声がずっと聞こえていたのは、グラドラより北見さんに集中していたからですね❤(ӦvӦ。)最後、食事に誘えず溜息のシーンで終わるも、その表情はいつもと違う。変わりゆく日常の兆しを感じました。
カクヨムコンも始まり、私も「リリア」でエントリーしております。遊びにきてくださると嬉しいです!まだまだコンテストは始まったばかり。一緒に頑張っていきましょう!
作者からの返信
ノエルアリさん
こちらこそイベントに参加させて頂き、ありがとうございます。
スーパーのレジ打ちも退屈なんですね。私は作中と同様コンビニでバイトをしていました。
「変わりゆく日常の兆し」を感じて頂けたのは嬉しいです。微細とまでは行かないまでも、大胆ではない変化を描きたかったので、伝わってよかったです。
カクヨムコン、はい! 一緒に頑張りましょう!
読んで頂きありがとうございます。
真花
またねへの応援コメント
コメント失礼します!
私はアーティストのライブに行ったことがないので、主人公がアイドルの歌声よりも北見さんの声が印象的だったという感覚が面白かったです!
ライブとはそういうものなのか、主人公が北見さんに特別な感情を抱いているが故のものなのか、考えるのが楽しいです。
いつか、彼が勇気を出して北見さんを食事に誘える日がくることを、陰ながら祈っております!
作者からの返信
ガビさん
コメントありがとうございます。
北見さんの声のが聞こえたんですよね、東海林には。そこを考えて頂けるのが嬉しいです。物語が一つの塊である以上のことがガビさんに起きているのですから。
果たして食事には誘えるのか。乞うご期待。
読んで頂きありがとうございます。
真花
編集済
またねへの応援コメント
とても素敵な作品でした。
純文学はあまり読まないのですが、表現の多用で、なんというか……世界が広がっていく?
ような感じがしました!
うぅん、語彙力(笑)
こんな感想しか文字に出来ませんでしたが、とても楽しませて頂きました。
もし良ければ近況ノートに遊びにきてください。
微力ながら、布教をさせて頂きました。
そっちではもう少し熱く語っています
作者からの返信
妄想垂れ流し源泉🏞さん
「素敵」と言って頂きありがとうございます。
「世界が広がっていく」、嬉しいです。表現にしがいがあります。
近況ノートも見させて頂きますね。
読んで頂き、ありがとうございます。
真花