貴方に恋した私とあの子は今日も攻め続ける

焼鳥

【短編】貴方に恋した私とあの子は今日も攻め続ける

「うぐぐぐぐ....」

すいさんどうしたの?早くしないとお昼終わっちゃうよ。」

「なぁころも、俺の膝に乗って食う意味はあるのか?」

「意味は勿論あります。の牽制も兼ねてね。」

彼の膝を我が物としている彼女は私を見ながらクスクスと笑っている。

「やってくれるじゃないこの泥棒猫が!!!」

今日もは彼を求めて争う。

「いつも弁当作ってもらってすまないな。」

「いいのよ。弁当なんて一つ作るのと二つ作るの、あまり時間は変わらないし。」

私、天野水あまのすいはいつものように幼馴染である彼と高校に向かう。その幼馴染である彼は東条海とうじょうかい。私の初恋の人であり、絶賛片思い中の相手でもある。

「ならいいんだけどさ、いい加減飯代くらい受け取ってくれよ。貰ってばっかりは気が引けると言うか。」

「ならこれから先も一緒に食事して欲しいな。私がお弁当を作ってあげる限りね!」

「それでお前が納得するのなら構わないけど。」

このように、を用いて私は彼を隣に引き留め、周りの敵他の女に牽制・威圧している。

何故そんなことをするのかと言うと、東条海とうじょうかいという人間は天然の人たらしなのだ。彼の性格が問題で、困っている人がいたら助けようとして、そして上手くいってしまう。男女関係無くそれをやるので、気付いたら彼に擦り寄ってくる人間が増えている。

そんな彼なので、片思い中の私からすれば大問題なのだ。

「あ〜と〜は、海は女子が触れてきたりとかしてきたら断るのよ。女子って案外狡猾なんだから。」

「そうか?ころもとかよく触ってくるけど、そんな感じしないぞ。」

ころも、彼が口にした。その人物こそ、私が今最も危険視し、ライバル認識しているだ。

かいおは〜。」

ころもおはよう。ほら退いたどいた、お前の席は一つ前だろ。」

かいの席は日差しが気持ち良いんだもん。」

「まぁ気持ち良いのは分かる。」

教室に着くと、

「あらころもさん、かいに毎回怒られているのになんで辞めないの?」

すいさんこそなんで怒ってるの?私はかいに『辞めろ』と言われたら辞めるけど、彼は一回も怒ってないよ。」

すい、俺は大丈夫だからお前も荷物置けよ。」

「・・・分かったわ。」

彼女の名前は夜月衣よづきころも。私達のクラスメイトで、かいの前の席の子だ。彼女は私達より少し遅くこの高校に転校してきて、学校関連で困っている時にかいに助けられ、そのまま仲良くなっていたらしい。

「私もかいが好き。だからお互い敵同士だね天野さん。」

ある日彼女にそう言われてから二人の関係は、友達からライバルに変わった。

かいはお昼どうする、今日は食堂でチキン南蛮らしいけど。」

「俺はすいから弁当貰ってるからそれ食べるよ。すいの料理は美味いしな。」

少し不貞腐れているころもを見て、先ほどの苛つきが収まる。

かいの胃袋は既に私が掴んでるもの。ころも、貴方がつけ入る隙は無いわ。)

だが彼女は侮っていた、学年一位の成績を誇る夜月衣よづきころもの狡賢さを。

かいはサッカーとバスケどっち行く?」

「俺はサッカーかな。ボール全然ポストに入らないし。」

(なら私もサッカーに行くべきね。)

次の授業が体育なこともあって、皆着替える為に移動する。

体育の授業は男女混合で行われるので、貴重な授業内で彼にアピール出来る時間だ。

かい今大丈夫?」

「どうしたころも、お前も着替えないと時間ヤバくないか。」

「その....体操服忘れちゃって。」

「マジか。」

やられた、この女のワザと体操服を忘れやがった。

この高校は体操服は購入義務があるが、ジャージに無い。

そして今日の体育は体育館で行われ、体育館には冷暖房が入っているので、ジャージを買わない生徒も多い。(冬の時期は基本的に体育館で授業が行われる為。)

しかしかいは珍しくジャージを買っている人だ。ころもからすればという大義名分が生まれるのだ。

「いいぞ。でも男女で色違うから浮くかもしれないけど大丈夫か?」

「そんなの他の人は気にしないよ」

「ならいいんだが。」

かいがロッカーからジャージを取り出して彼女に渡す。

「ありがとうかい。」

あの時のころもの表情は、完全にメスの顔であった。

その後の体育の授業は全然身が入らなかった。

視界の端でチラチラ映るころもが他の女子に、大きくてブカブカなジャージを自慢していた。私だってまだ着たことないのに。

しかもサッカーの方に入ろうとしたが、人数の問題で私はバスケをやらされしまい、かいと一緒にやれるのは愚か、応援すら出来なかった。

「ジャージありがとうかい、凄く暖かったよ。」

「それは良かった。」

お昼休みに入り、着替え終わった生徒は各々食事をしている。

ころもは食堂行くのか?俺はすいと教室で食べるつもりだけど。」

「う〜んなら私も教室で食べようかな。お持ち帰り出来るし。」

「了解。」

どうやらころもは私とかいが二人っきりになる時間は可能な限り減らしたいらしい。

「なら早く行かないと食堂混むわよ。」

「そうだね、行ってきます。」

「「行ってらっしゃい。」」

ころもが廊下に出ると同時にそう声をかけたが、かいとピッタリとハモリ、顔を見合った後に笑ってしまった。こういう所は長年の付き合い故だ。

かいと息ピッタリなのは私だけの特権だもんね。)

これだけはころもに絶対に勝る二人だけの繋がりだ。


「美味い。」

「それは良かった。」

ころもが教室に戻ってきた後、3人で食べ始めた時のことだ。

「・・・・すいさんはいつもお弁当作ってるけど、もしかしてなの?」

ころも何言って!?私はまだ妻じゃなくて....」

「何かあったのかすい。」

良かった今の聞かれてなかった。

かい的にはすいは将来的に良いお嫁さんになると思うよね。」

こいつは何をかいに聞いてるの!?)

なんとか流そうとしていたが、それをころもが見逃す筈もなく。

すいはなると思うよ。家事なんでも出来るし、料理も美味いときた。成績優秀、運動神経抜群、そして美人ときた。なにより他人の趣味を文句を言わないのが大きい。」

うんうんと頷くかいを他所に、それを真横で聞かされる私の身になって欲しい。

周りの生徒から「あら〜」とか「もはや惚気だろあれ」とか聞こえてくる。

かいすいの事本当に好きだよね。」

ころもの事も好きだぞ。なんだかんだお前とは趣味合うしな。」

「え!?それなら嬉しいけど....」

そう言いながらころもの頭を撫でると、ころももされるがまま撫でられる。

「横だと撫でられづらい...かい膝貸して。」

「・・・構わんが。」

それを聞いた途端、待ってたと言わんばかりに彼の膝にころもが座る。

彼女の背はあまり高くないので、かいからすればなんて事ないが、どうしてか隣に座っていたすいが凄いほっぺを膨らましている。

「私の頭も撫でなさいよ。」

「・・・おう。」

優しく撫でてくる手から彼の優しさが伝わる。

「ん...んう。」

この女、凄いメスの声出してるの気付いてないのかな?そしてかいも平然と撫で続けるのか...)

すいころも、両方撫でてるせいで両手が塞がっている。

そのせいでまだかいは弁当を食べ終えてない事に気づいた二人がやることは一つだ。

「「ころもが食べさせてあげるあげよう。」」

「「・・・・。」」

互いに顔を見合わせ、箸で料理を摘んでかいの前に持っていく。

「「どっちの食べるの!」

「後で自分で食べるから、二人が先に食べなよ。」

その発言を聞いていた二人以外の教室の生徒達は思った。

「鈍感にほどがあるだろ」と。

「またね~。」

ころももまたな。」

ころもばいばい。」

ころもと別れ、私達も帰るとしよう。

登下校は完全に二人っきりになれるので、思う存分海かいを堪能できる。

「ほら手。」

「はいはい。」

かいの手を取り、離れないように横にピタッとくっつく。

「やっぱかいの隣は歩きやすいな。」

私とかいの身長差は殆ど無い、キスとかする時は身長差があると良いみたいな話を聞くが、それよりも私は手を繋げる事の方が嬉しいのだ。

「私の歩幅に合わせてくれるし、歩調も合わせてくれる。」

「昔からお前置いていくと文句言うだろ。もう抜けなくなっちまったよ。」

「日々の賜物と呼んで欲しいな。」

好きな人が私だけを見てくれている。それだけで嬉しいのが女の子というもの。

「土日は予定とかあるの?」

「う~ん無いな、つか基本的に土日は暇だからな。・・あっ明日は予定あるわ。」

「珍しいね予定入ってるなんて。」

ころもに明日家誘われてるんだ。買ったゲームがパーティー用とからしくて。」

「え!?」

どうやらあいつは抜け駆けして、彼にアタックしようとしてるらしい。

それは不味い。かいの事だ、彼女のお願いにほいほい聞いて、取り返しの付かない事になりかねない。

かい!絶対に彼女の誘惑に負けちゃダメだよ!絶対だからね。」

「お、おう。」

一先ず釘だけ差しておいた。

「来たぞ。」

「はるばるお疲れかい。」

今日はかいと自宅で遊ぶ日だ。普段の私服に近いが、かいに意識してもらう為に少しだけ薄着にしている。

かいも男の子なんだから、女の子の素肌は追っちゃうはず。)

その筈だった。

「このゲーム、表紙はアクション風なのに中身ホラゲーじゃねえか。」

「・・・・かい。」

SNSで話題の新作を買い、予告PVもバリバリのアクションだったのだが、実際に遊ぶとそんなことは無かった。なんならアクションシーンの方が少ないまである

「そっちに敵行ってる。」

「〇△×□~~!!!???」

最新の家庭用ゲーム機から映されるリアルすぎるモンスターに、彼とイチャイチャする思考すらも奪われ、ただ慌てふためくだけになっている。

「つ、疲れた.....」

「お疲れころも。俺も流石にグロくて休みたいわ。」

「同じく。」

丁度良いので二人でおやつ休憩することにした。

かいが持ってきたドーナッツ美味しい。」

「それは良かった。近所に美味い店があるからそこで買ったんだ。」

二人で仲良く食べながらまったりと過ごす。

「この部屋日差しが良い具合に入ってくるせいで凄い眠くなる。」

「少し寝ても良いんだよ。」

「なら甘えようかな。」

かいは彼女の誘惑に負け、ベッドに背中を預けて眠る。

それを確認した後に、ゆっくりと彼の体を倒して私の膝に頭を置く。

すいさんはもう膝枕したのかな。してなかったら初めては私だね。」

彼女の事を考えると一つ良い事を思いついた。

「どんな反応するかな...流石に口はダメだから、おでこならいいよね。」

スマホのカメラで録画機能をオンにして、実行した。


「あれころもから何か来てる。」

一件の文章と動画が彼女から送られてきていた。

「どうせかいにくっついてるとかの疑似イチャイチャでしょ。そんなの...」

開いた動画は、二人から少し離れた場所から撮影されたものだった。

寝ているかいに膝枕しているころもが映っている。それだけ言いたいことだらけだったがそれ以上の事が起きた。

ころもかいに顔を近づけ、。撮られた位置が二人から見て側面からなのと、彼女の髪で何をしたのか分からない。どうせ彼女の事だ、考えて撮ってるのを理解してるのに、私は固まっていた。

「キスした....私もしたこと無いのに。どうしよう、取られちゃう。どうしよう。」

居ても立っても居られず、彼に連絡した。

「急に誘われたと思ったら遊園地とはね。」

「ダメだったかな。」

「いやすいの誘うなら断るわけないだろ。」

かいから突然の誘いだった筈なのに、二つ返事でOKをくれた。

「服どうかな、あまりこういうの着ないから分からなくて。」

上着の自分の中で許せるギリギリまで肌を見せ、スカートもかなり攻めている。

「凄い可愛い。」

「ありがとう。かいがそう言うのだから安心だ。」

かい隣に立ち、彼の顔を見る。

ころもがキスした顔、私がまだしてない顔。)

そう思うと少しだけ胸のあたりが痛い気がした。でも顔に出しちゃいけない。

「早く行こ、休日なんだから混んじゃうしね。」

「それもそうだ。」

ほんの少しだけ、いつもより彼の手を強く握りしめた。


かいが絶叫系ダメなの知らなかった。」

「俺もだよ....二度と乗らねぇ。」

今日来た遊園地のジェットコースターはそこまで高低は強いものじゃない、それでもここまでボロボロになるのだからかいは本当に弱いようだ。

「あそこのお店で休もう。」

「その案乗った。」

近くにあった屋台で飲み物を頼み、ベンチに座る。

「何頼んだ?」

「私はレモネード。かいは?」

「俺はコーラ。こういう時は炭酸飲んで気を紛らわすのが一番。」

「そういえば私コーラあまり飲んだこと無いや。かい少し飲ませてよ。」

「いいぞ、ほら。」

差し出されたストローに口をつけ飲む。うんよく知っている。

かいもほら。」

「お!せんきゅ。」

彼が私のに口をつけて飲む。

「関節キスだね。」

「!?ゴホッゴホッ、おま急に何言うんだよ。つかそういうお前も!」

「私は分かってて飲んだよ。」

ワザとらしく彼をからかう。私らしくないかもしれないけどごめんね。

「あそこ行こ。」

「鏡の迷宮か。俺ああいうの入るとトコトン迷うんだよな。」

「まぁそういう時は『右手の法則』使えばいいし。」

「それ使うのはつまらないだろ。」

そう言っても彼はちょっと興味があるのか少しだけ歩くのがはやくなっている。彼のこういうところ本当に好きだ。

「じゃあ行くか。」

迷宮の中はかなり暗く、天井の明かりだけが頼りだ。

「あっかい待って。」

ふとした瞬間、彼とはぐれてしまった。

かいどこ、あいた。」

進んだ先が鏡だったようで頭をぶつけてしまう。

かい一人にしないで。行かないで。」

いつものように明るく振舞えない。ころもから送られた動画をずっと引きずっている。

「怖い、怖いよ。」

彼の隣にもう立てない、そんな感覚がどんどん強くなっていく。

「いた!すい大丈夫か、怪我とかしてないか。」

かい、どうして。」

「そんなの俺が出た後に全然お前が出てこないから心配でもう一度入ったんだ。」

「ありがとう。」

「ほら行くぞ。」

普段なら私から握る手を、彼から握る。

「何処にも行かないから安心しろ。」

「うん、それなら安心だ。」

今だけ後ろを向いて欲しくない。このうれし涙だけ見られたくないから。


「いや~お前がまさかあの手のタイプが怖いとは思わなかった。」

「そ、そうだね。」

本当の理由など話せる筈もなく、なんとか誤魔化すことに成功した。

「最後に観覧車乗ろうよ。」

「あぁ、時間もヤバいし早いとこ行かないとな。」

なんとか観覧車に乗る事が出来た。時間的に夕焼けを見れそうなので運が良い。

二人っきり、通学路とは違い私達以外に人は介入しない。

かいはさ、ころもの事どう思ってるの。」

「急に言われると困るな....仲の良いクラスメイト・・・いや違うな、難しいな。」

考える彼を見て、よりズキズキと胸が痛む。

(やっぱりダメなのかな。)

そんな考えが頭を過る。それも仕方ないと思えてしまう。

「上手く言えない。でもそれをここで口にしちゃいけないと思う。」

「なんで?」

おまえ気がしたからだ。」

「変わる....どうして。」

「お前もころもも優しい人だ。俺は二人とも好きだし、大切な人だ。でも、片方だけ選んだら、きっともう片方は静かに消えそうな感じがしたんだ。だから言いたくない、我儘かもしれないけどな。」

「プッかいらしいね。」

そう答える貴方だから私は好きになったんだ。

「ねぇ、隣座ってもいい。」

「お願いしなくても大丈夫に決まってる。」

彼の隣に座り、窓を向こうを見る。

陽が沈む直前、眩しくて優しい光が目に飛び込んでくる。

「綺麗だな。」

「うん、綺麗。」


「疲れた~。」

「後少しで家なんだから頑張って。」

あの後、遊園地を満喫したら時間がギリギリになってしまい、急いで帰路についた。

「なんとか辿り着いた~お疲れさん。」

「お疲れ様、明日寝坊しないでね。」

「ヤバかったら起こしてくれ。」

「分かった。」

彼が家の玄関を開ける時、一つやらないといけない事を思い出した。

かい、ちょっとこっち向いて。」

「何かあった・・・・・・・・」

私は彼の唇を奪った。

「うん!じゃあまた明日。」

「・・・ちょっと待ってすい、今のは一体。」

「え~と....上書きかな。」

あんな事したんだから、これぐらい許されるよね。ごめんねころも

「おはようかい。」

「おはようすい....おはよう。」

「なんかカタコトだよかい、ほらシャキッとしないと。」

彼の手を引き高校に向かう。で少しは意識してくれたかな。

「おはよう。」

「おはようございます。」

教室に入れば、ころもは既に来ており、いつものように彼の席に座っている。

すいさんおはよう。」

「昨日の動画の件はありがとうございました。」

「それはどうも。」

「でもので大丈夫です。」

「うわ・・がき?」

あれ、何故か彼女の反応がおかしい、どうしてそんなに顔を赤くしているのだろうか。

「チューしたの!?」

「チューじゃないです!キスです!!」

「じゃあかいのファーストキス貰ったって事じゃん!!」

「それは貴方が先に。」

「僕がキスしたのはおでこ!!!!」

「え、じゃあ私がやったことは....」

彼女がやったこと真実を知り、顔が沸騰しそうな程に熱くなる。

「なぁ二人で何話して。」

「「今は話しかけないで!」」

「あっはい。」

ころもすいも恥ずかしさで頭が可笑しくなりそうになっていて、真面な思考が出来る筈もなく。

「ならのは私なんだからは私のだよね!?」

「そういうきみしたことないんでしょ。私の方が彼とお似合いだよ。」

お互いに頭から湯気が出そうな程ヒートアップしながら言い合う。

「ならそういう貴方はかいとキス出来るの?ビビッておでこにしたのでしょ。」

「出来る....出来ますとも!」

ころもは後ろに立っていたかいに向き直り、彼の手を握る。

「先謝っておく。ごめんなさい。」

ころも、あの先ほどの会話の意味が全然分からないのだが。」

「分かんなくていいから、少し屈んで!」

「あっはい。」

「あむ。」

教室、他の生徒のいる中でころもは彼の唇を奪う。しかもキスはキスだが、普通のキスではなく、のキスだった。

「・・・ぷはぁ、これで分かったでしょすいさん。私もでき・・かい?」

流石に先日の件とたった今の件で、東条海とうじょうかいの脳のキャパを上回り、その結果は彼は。

かい起きて、謝るから起きて!」

「ごめんなさいかい、色々巻き込んでちゃって!だから起きて~。」

気絶という方法を用いて逃げるのであった。

どうやらまだまだ二人の戦いは終わらないようだ。

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