クズ系ギャル2人組に溺愛されている
暴走天使アリス
お助けギャル
花の女子高生。
それは…学友と勉学に励み、放課後は街に繰り出してウィンドウショッピングをしたり、カフェで恋バナをしたり、青春真っ盛りの時期。
今年からそんな花の女子高生として生活することになった私は早速1つの青春を謳歌しようとしています。
入学してひと月。やっと慣れてきた所なのですが、見たことも無い先輩に連れられ何やら、旧校舎という少し古くて、人気の無い所に向かっています。
何故かと言うとこちら側に調理室がありそこになんと!シュークリームがあるというではありませんか。
見ず知らずの先輩ですがシュークリームを恵んでくれるらしいのでこの人は良い人です。
小鳥のごとくピヨピヨノコノコと、名前すら知らない先輩について行くことおよそ2分。
まだ1回も来たことの無い調理室に到着しました。さてさて、私の愛しのシュークリームちゃんは、どの冷蔵庫にあるのでしょうか。
とてとてと、1番近くの机付近に行き振り返り先輩に問いかける。
「それで、シュークリームはどこですか?」
「ん?あぁごめんね?それはここに連れてくるための方便というかなんというか」
方便…?シュークリームは?無いって事ですか?
そんな可能性が生まれ少し泣きそうになっていると、いつの間にやら先輩が目の前まで来ていました。
そのまま私を挟むように後ろの机に手を置き私を捕らえてしまいました。
机と名も無き先輩にサンドイッチにされています!顔もやたら近いですし、何やら危険な感じがしてきました。
普段から鈍感だのアホだの姉様から言われていますがそんなことは無いと思います。
だってちゃんと今危険な事が理解出来ていますからね!
ただ、どう切り抜ければ良いのでしょうか…
いかんせんこの様な事態に陥ったことも無いですし、相手は女性ですからこんな事をしてくるとは思いませんでした。
姉様が女子校は魔境だ、なんて言っておりましたがあながち間違いではないのかもしれませんね。
……それにしてもそろそろ不味い気がします。先程より顔が近いですし…
うーんうーんと、悩んでいると調理室のドアがガラララッと音を立てて開け放たれました。
そちらを見るとピンクツインテールと黒髪ウルフヘアの2人組がこちらを見ていました。
「げ、
ふむ、藍奈さんと美咲さんですか。どちらが藍奈さんでどちらが美咲さんなのかは全く分かりませんが。
「うちらの場所でなにしてんの〜?ヤリ部屋じゃないんですけど〜」
「藍奈前ここに他の子連れ込んでたじゃん」
「それはそれ、これはこれ!」
ピンクツインテールの人が藍奈さんなのですね。そしてウルフヘアの人が美咲さんですね
「まあ、とにかく!はよどっか行ってくんない?」
「はぁ…良いとこだったのに…」
私をサンドイッチにしていた先輩はブツブツと文句を言いながらどこかへ行ってしまいました。
まあ、あの先輩はシュークリームを結局くれなかったので悪い人ですね。
2人組のギャルっぽい先輩と私。
お互い見つめ合い続け、何をしてるんでしょう、と我に返った私は帰るとこにしました。
さ、帰ってスイーツでも食べましょうかね。
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見切り発車スタート。
クズ系ギャル2人組に溺愛されている 暴走天使アリス @mahosama
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