第21話 天井を見つめる日々

それから、あゆみはリビングに姿を現すことが少なくなった。


子どもたちが「あゆみちゃん、一緒に遊ぼう!」と声をかけても、「ちょっと後で」と答えるばかり。自分の部屋にこもり、外に出る気力が湧かなかった。


「どうしてこんなに辛いんだろう。」


彼女は何度もそう呟きながら、天井を見つめていた。

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