何でもできるスキルなのに無名なので育てられずに追放されました
スノウキラ
貴族は老人によって拾われる
「模倣なんてどう使うかも分からないから追放する!」
何故か追放された。
それはスキルのせいだ。
スキルとは誰しもが持つ唯一の能力の事だ。
5歳になると分かる様になるスキルだ。
俺の名はワイト・ステーメント、いわゆる貴族ってやつだ。貴族の人は下にも名前があるらしい。
何故、俺がこんなに感じかって?
俺には前世の記憶があるからだ。前世は普通のサラリーマンをしていた。
まぁ、ブラック企業だがな。仕事中に過労で倒れた。そして目が覚めたらスキルが分かる様になる儀式中だった。それも直ぐに追放された。
さて、ここからどうしようか?
5歳の体じゃ何も出来ない。とりあえずはスキルについて考えよう。
模倣って言ったな。て事はコピーって事だよな。
なら強くないか?
何をコピー出来るかは知らないがスキル以外にもこの世界には魔法がある。
魔法とは最大でも2属性までしかない。凄い人でも2属性なのだ。
その属性が使えるからって全ての魔法が使える訳ではない。
だから自分が使えない魔法をコピー出来るのは便利だな。
そもそも、模倣はその属性も含まれるのか?
そこはやってみないと分からないな。
いや、先ずはこの状況をどうするかだよな。
「どうしたんじゃ?」
杖を持った老人が話しかけてきた。
「実は……」
「模倣じゃと!?」
俺は訳を話すとその老人は驚いていた。
「それに、こんな子を追放なんて……」
泣いているのか?
「よし!わしが育てよう!」
俺はおぶられて俺が住んでいたのとは別の城に入った。
この時の俺はこの爺さんが凄い人だとは知らなかった……
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