第2話アフォリズムB

Aもし闇が迫っても、希望を願う気持ちがあれば、必死に伸ばした手を弾かれても後悔はない。


B本当の正義が月の裏に隠れても愛し合った日々は永遠になる―例え、独りきりでも、忘れえぬ者のぬくもりは、嘆きを超える。


C信じている。と発した声に、惑いが生じても、信じていたと言わなければ、生きていくことができる。


D勢いのままに生きよ。そうすれば負けたと言われても、再起はある。


E心に灯が点る瞬間は同時に恐れが灯を揺らすが、負けるものかと歯を食いしばれば、強くなる。意志を貫くなら、恐れるな。


F愛をうたうまえに、乗り越えるというのなら、あなたは馬鹿だ。愛は貫くものであってうたうものではない。しかし、愛を信じないものは最も大馬鹿者である。

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