果てしなく続く道筋
充電を終え、スマホのナビを信じて再び歩きだしていた少年。
「はぁ……はぁ……」
水は数分前に切れており、早く水を見つけなければいけないのだった。
少年が歩く道のりは歩けば歩くほど、目的地が遠くなるような感覚で、道を振り返れば、足跡が残っているだけだった。
その道はまるで果てしなく続く道のりだった。
さらに数時間歩くと、オアシスが見えて来た。
「水が……」
希望が見えると同時にゆっくりと、確実にオアシスへと近付いて行く。
『警報。体内の水分量が危険量です。水分を補給してください』
スマホが自身の警報を鳴らす。
「後少しなんだ」
ふらふらな足を必死に動かし、オアシスへと向かっていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます