新聞記事のスクラップ

【近畿新聞1991年7月22日発刊分掲載記事】

昨日21日夜、一志郡いちしぐん美杉村に住む二人の夫婦が自宅リビングで血を流して倒れているところを、119番通報を受けて現場に駆け付けた救急隊員によって発見された。二人はすぐに病院に搬送されたが、その後二人とも死亡が確認された。詳しい死因などは現時点で不明であり、県警は二人の生活背景なども含めて詳しい調査を行っていくという。


【中部新聞1991年7月24日発刊分掲載記事】

一志郡美杉村にて二人の夫婦が死亡していた事件において、県警は二人が薬局等で売られている薬剤を使用して自殺を行った可能性があるとの見解を発表した。当該事件において、死因について言及が行われたのはこれが初めてである。県警は引き続き二人のより詳しい死因、死に至る経緯などを捜査していくとの事。


【近畿新聞1991年7月29日発刊分掲載記事】

一志郡美杉村にて二人の夫婦が死亡していた事件において、県警は二人の死が確認されるまでの詳しい経緯を発表した。発表によると、死亡が確認されたのは高野弘さん66歳と、高野明子さん64歳。二人は薬局等で購入した殺鼠剤等の薬剤を用いて自殺を行った可能性が高く、その詳しい動機は現時点では不明だが、近隣で行われている分譲地開発と二人の死が無関係であるとは言い切れないとの事。二人を死に至らしめた殺鼠剤には、体内の血液成分の凝固を抑制する働きがあり、二人はそれらの過剰摂取によって中毒症状を起こし、大量出血によって死に至ったものであると推測される。二人は薬剤の大量摂取後も苦しいながら意識があったものとみられ、かすれるような声で「くるしい、たすけて、たすけて」と言葉を漏らしながら自ら119番通報を行ったものとみられる。県警は引き続き、二人の死に至る経緯について詳しい捜査を行っていくという。

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