クラスメートにVTuberがいることを俺だけが知っている。

きつねでんぶ

第一章 俺、VTuberのママになるってよ。

第0話 プロローグ

「あとは全体の調整だけで終わりだな」


俺は今受け持っているラノベの表紙絵を描いている。

俺は柳屋やなぎや とおる。高校一年だけどイラストレーターの仕事をしている。どうだ、すごいだろ。

ちなみにアカウント名はオルトな。覚えとけよ。あとAltキーだなんて誰にも言わせないからな。


「おにぃ、ごはんまだー?」


「ちょっとまってろ、今から作るから」


妹の志帆しほに呼ばれ、急いで夕食の準備をする。

今日はサクッと作れる麻婆豆腐にするか。

先に炊いておいたご飯と大皿に盛った麻婆豆腐を食卓においた。


+++


「「ごちそうさま」」


夕飯を食べ終わった俺はスマホに仕事用のアカウントにメールが来ていることに気づいた。

確認確認っと。


「え゛ぇ゛!?!?!?」


そこには大手のVTuber事務所から新しくデビューするキャラデザインの依頼の文があった。


「どうしたの、おにぃ?」


俺が叫んだことに驚いた志帆が心配そうにこちらを見てくる。


「お、俺……ママになるって……」


「なにいってんのおにぃ」


=====================================================

初作品です。初めまして。

感想などがあったら是非ともほしいものです。

一応まだ趣味の範疇なので不定期ながらも更新できたらなと思います。

初心者をよろしくお願いいたします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る