アイのキセキ

第1話

主人公の曖（あい）と耀（よう）の愛の軌跡を通して四人愛の奇跡を描く。

遠賀サーガ：九州 福岡の芦屋　遠賀川　響灘の自然に囲まれて生まれ育った幼馴染の二人。

家も隣同士の二人は小さい頃から一緒にご飯を食べ、お風呂にもはいり、母親の影響で教会の礼拝にも通う。やがて二人は大学入学のため上京する。

学生時代も四人愛を続ける曖。耀にも四人愛をすすめる。

ほかの三人は変わることがあっても曖と耀の愛は続く。

社会人になった曖には耀、失声症で声がでない同棲中の専門女子学生 有未（ゆみ）、ハーフモデルのエリオット、取引先の既婚の会社経営者アキラさんとの四人愛のスキームができあがる。

アキラさんとのクルージングデートでアキラさんに別れを告げた曖に高校時代に付き合っていた英語の青山先生から電話が入る。こみ上げる苦い思い出、つらい記憶。青山先生の婚約者を自殺に追い込んだ曖。クラスメートから孤立。自分をいつもかばって守ってくれた耀と親友の唯（ゆい）の存在に感謝する曖。曖と耀に忍び寄る運命の悲劇。福岡 芦屋の小さい頃から通っている教会の神父さんが倒れ、危篤になる。芦屋に帰った二人は神父さんから自分たちの生い立ちの秘密を聞く。神父さんが亡くなったあと、無言のまま東京に戻る二人。