行先不明
眠れない夜に将来を憂いて
忘れたはずの後悔が忍び寄る
「こんなはずじゃなかった」が口癖
その言葉の無意味さは自分がよく知ってる
他人は言う「行動には責任を持て」って
その責任の持ち方はろくすっぽ教えないで
誰でも出来るってそんな訳ねえ
それが俗に言う「若気の至り」
物は言いようだと笑っちまう言葉遊び
いつだって他人は誰も助けてくれない
だから夜更けと共に涙が出る
行政はいつでも他人事
それでも人生辞める訳にはいかない
辞めたいを越す幸せがあるかもしれない
そんな諦めの悪さだけが唯一の救い
消すに消せないコンプレックスでもある
千鳥足で深夜を歩いて浮ついた連中が目に付いて
過去の自分と重なって「クソくらえ」
「こうなるならやらなきゃ良かった」とまた思い
泣かない夜はない、行先不明のこの旅路
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