星屑

第1話

星屑

街路樹から全ての葉が落ちると　街はイルミネーションで着飾り綺麗だ

近くには青色LED一色の青の洞窟が　毎年開催される

青色に包まれとてもクールだ

イルミネーションは　暖色系で飾られるのが好きだ

ロウソクを連想する為か　温かみを感じる

クリスマスの時期には　街のあちこちに大小のツリーが飾られる

ホテルや商業施設のエントランスにあるツリーは　吹き抜けを利用して作られる

離れて見上げないと全体が見えないほど巨大で立派だ

芸術作品とも言える職人技の複合建築物だ

待ち合わせの場所にもなり　とてもクールだ

同時にクリスマスソングも流れている

クリスマスソングは　メロディがアップテンポで華やかで心が踊りフェスティブだ

クリスマスが辛い時もあった　フェスティブなメロディが返って

悲しみや寂しさを増幅させる　今ではそれも思い出の1ページになった

道路から見える家々の窓が七色に点滅している　ツリーや光源は見えないが

とても温かみを感じる　家族の笑い声が聞こえてきそうだ

幼児期に　サンタさんはいない　先生や親が演じている事を知った

悲しかった　変装していのは薄々感じていたけど　実在しない何て信じたくなかった

事実を突きつけてほしくなかった

ショックなのは　サンタさんのそりは空を飛ばない　星屑も撒かない事だった

小学生の時に　サンタクロースの由来を知った

服が赤白になった理由も知った

サンタクロースは本当にいるの？

少女の質問に　アメリカの新聞社が社説で答えた素敵な話も知った

思春期に　自分がサンタになれる事を知った

サンタになれるのは一年に一度だけ

胸の奥にいる天使とは　毎日　出会いたい

昨日より素敵な明日に出来ますように