第2話俺様は猫である
飼い主のヤツが小言を言うたびに俺様は無視してやるのだ。
俺様の名はぶちぶち。
艷やかな毛並みと魔性を兼ね備えた猫である。
飼い主に拾われてから、何故だか人間の言葉を話せ、完全に理解出来るようになった。
理由は定かではないが、俺様が特別に賢いのだと納得している。
だと言うのに、飼い主は俺様を敬わない。
これは不敬ではなかろうか。
「あむあむ」
「噛んで食べなよ、ぶちぶち」
「あむあむ」
手間暇かけて作ってくれたご飯の美味さに感謝しつつも、やはり俺様は不服だ。
だが、褒美として頭を撫でらせてやろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます