第2話 漢検2級
漢検2級の出題内容は、漢字の読み、部首、熟語の構成、四字熟語、対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、送りがな、書き取りです。合格点は8割程度(ここ数年は155点)。部首、熟語の構成以外は大きく分けて読みと書きに大別できますが、読みはもともと9割程度正答できたため、勉強の重点は主に書きに置いていました。基本的な勉強方法として、問題集を一通り解いて出来なかった問題に✕や△をつけて、印をつけた問題を中心に覚えて行きました。以下、特に気になった設問について述べます。
・部首―国語が苦手だったのでほとんど出来ませんでした。全ての部首を覚えるのはコスパが悪いため、7割正答を目標に問題集に出題している部首だけを覚えました。
・熟語の構成―この設問については、問題集に解き方が書いてあるので、まずその解説を理解してから問題を解きました。
・四字熟語―四字熟語については意味や由来がわかると覚えやすいと思います。問題集には一部の意味しか載っていなかったので、辞書で調べて問題集に書き込みました。
・誤字訂正―他の書き問題を覚えれば解ける問題が多いので、一通り覚えてから誤字訂正を解きました。
・送りがな―漢検2級最大の難点です。文法を理解していれば解けるものですが、国語が苦手だったので
さて、分野別問題集2級を使用して順調に勉強して行ったのですが、書店で過去問を見て少し焦りました。ぱっと見8割は解けそうにないと感じたわけです。7割は解けるけど8割はちょっと難しいと思いました。そこで、もう1冊問題集を買うことにしました。大型書店で手に取ったのが旺文社の「漢検ポケットでる順2級(以下漢検ポケット2級と略します)」です。この問題集は過去の出題問題を分析してでる順にランクされていて、しかも全ての熟語の意味が載っています。また、暗記シートを使用して勉強するようになっているため、答えをすぐに確認することが出来ます。とりわけ全ての熟語の意味が載っていることが私にとって利便性が高いものでした。
漢検ポケット2級はボリュウムは少ないですが、分野別問題集2級を併用することで高得点を狙おうと思いました。
この2冊を使って勉強したことで実力はかなりついて、一通り学習した後に過去問を解いてみたところ、安定して約9割を得点することが出来るようになりました。
漢検2級受験日当日、早めに試験会場に着いた私は漢検ポケット2級の復習をしていました。ところが読みについて結構忘れている漢字が多かったので少し焦っていました。
教室に入ると制服を着ている女子高生が何人かいて、高校生が多かった記憶があります。試験を終えた感触では8割は楽に超えているという印象がありました。
受験日から1ヶ月半後、漢検協会から大き目の封筒が届いたので合格していることを確信し、封を開けて点数を確認しました。結果は176点でした。
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