第8話 そして天使のア⚪ル処女は俺のものになった
バラバラバラバラバラバラバラバラ!!
凄まじい爆裂音が俺のアパートの頭上に響き渡る。近所迷惑も極まれり。
本来は日本の空に決して存在してはいけないだろう…
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秀世ちゃんは拗ねた。拳秀さんは謝り倒した。
そして事態は収集が着かなくなった…
そして…
三月「あ~俺、今お前んとこの兄妹が来ててな…収拾がつかんのよ。何とかして。え?世界の経済を左右する会議中?…知らないよそんなの。15分以内に来て。返事は?よっしゃー」
何か携帯電話に向かって親父が勝手なことを言ってんな~と思った約10分後だった。
ミッション「15分以内に来い」という親父のオーダーに対して…秀美おばさんの全力の回答。
バラバラバラバラ!!…響き続ける超爆音。
満足そうな親父…
…どうせ爆音で聞こえないだろうから、俺は心の中だけで突っ込んだ。
「(…ふざけんな…こんなの恥ずかしくて明日からここに住めないだろうが!!)」
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秀美「…ということで、本日今より秀世は優くんのボディーガード兼身の回りの世話係として、あなたの身も心もお世話をするわ。よろしくねっ!」
「…」
1.何が「…ということ」なのか!
2.ボディーガードじゃなかったのか…身の回りの世話係とはなんなんだ!
3.「身も心もお世話をする」って…何をお世話するつもりなんだ!
数々の突っ込みどころは、桂木家を代表して親父に委ねられた。
頼むぜ…親父っ!
三月「それで秀世ちゃんの貞操の扱いだが」
「ふざけんな!親父!」
秀美「…それなんだけどね?優くんごめんね?うちの拳秀の気持ちも分かるのよね」
分かるんですか?秀美おばさん。
俺にはさっぱり分からんのですが…
秀美「もちろん拳秀にも手は出させないけど、あなたも貫通は結婚初夜まで待って欲しいの」
…おかしいな…何で既に結婚前提なんだろう…
秀美「もちろんあなたも男の子!…それじゃ収まらないわよねっ。だから…それ以外はオールオッケーよ!!」
「ちょっと待って!…それ以外っていったい何っ!?」
三月「待て待て優…早まるな。ここは俺がしっかりと解明してやる」
「そんなこと全く頼んでないよねっ!!」
三月「さて…秀美、亀頭のちょっとだけ挿入は有りか?」
秀美「ノーよ」
三月「ではパンティ布を挟んでの疑似挿入はどうだ?」
秀美「ノーよ。生素股の生放出が限度と思ってちょうだい!」
三月「…なるほど…優!今…すべての謎は解けたっ!」
「なんも解けてねーよっ!!」
親父の…大バカヤローがっ!!
…不貞腐れた俺に秀美おばさんが意味深なウインクをかます…親娘揃って…なんて扇情的なんだっ!!
秀美「優くん、ごめんね…君が不満なのは分かるわ…」
「いやっ…俺そんなこと一言も言ってないですよね!」
秀美「そんなあなたにスペシャルプレゼントよ!!」
「…な、なんすか?」
秀美「秀世のア⚪ル処女はあなたに差し上げるわ!」
三月「おお…それはなんてうらやましい!」
沙織「…パパ?ちょっとおはなしがっ(怒)」
拳秀「くうっ!むざむざ妹のアナ⚪処女を明け渡すとは!」
秀世「優さま…末永く…末永くよろしくお願い申し上げます(ポッ)」
「…」
秀世「…ところで優さま…アナルって何のことですの?」
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…こうして…全く何が何だか分からないまま…俺と秀世ちゃんの新共同生活は始まることになった…
アパートの右隣の部屋は既に劉家の財力によって住民が追い出され…秀世ちゃんのアジトとなった。
そして…左隣も空き家と化しているのだが…どうやら秀世ちゃんの武器庫兼拳秀さんの休憩室となるらしい。
秀世ちゃんと遭遇した第2話から、ここまで約一万2000字も使って…まだ数時間しか経っていない。
俺が
…そもそもこのままこんな話を続けていいのだろうか…
世界を混沌と化しながらも…明日は…必ずやってくるのだ!!
【第一部 完!?】
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