だが、二人は隠れる素振りを見せないｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ…

「そんな野暮な事を言うなって！好きな女守れずに何が伊達男ってことだ!!」

ディノはＶサインでミラに叫ぶ。

「リクの失った笑顔を取り戻すのがミラの夢なら……その夢を現実にするのが今の自分達の願いです」

ロウはニコリと笑ってミラに言った。

(でもｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ…)

ミラは二人の行動に言葉に困惑する

「本当はよぉ……そこで寝てる王子様を信じてみたくなったんだｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ…」

(えっ……)

嫌っていたリクの事を信じるとディノの言葉に驚く。

「人形のオイラ達の為に命かけてくれてんだから、例えオイラ達がただの人形になってもｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ…」

「きっと今と変わらず、自分達や他の人形達の事も大切にしてくれますよ……きっとミラもｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ…」

ディノとロウの二人は全てを受け入れる決心をした様で晴々した表情だった。

(…………)

ミラは二人の姿に新たな決心が出来たｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ…

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい