第15話

ギランと対峙している三人




「どいつもコイツも人間なんかに飼い慣らされて、ウザイくらいに緩んだ面してやがる」




「何ですって!!?」




「もう止めろって!オイラ達はもうすぐ人間に……」




「ディノ……」




「………ワリー」




「バカ………ですね」


勢いでディノは言ってしまい、ミラとロウは苦笑い。




「ケッケッケッ……どうだか、なれるかな………人間ってのは気紛れで自分勝手な生き物だよーーーーーーーーーー…そんな人間にオレは捨てられたんだよ………お前らだって、いつ捨てられるか…分かったモンじゃないぞ」


ギランはニヤニヤと笑って話す。




「………るさい」




「「ミラ……」」




「人間なんてクソだ!!」




「うるさい!!黙れ!!!」


ミラはギランを一喝した。




「アンタは分からないの?人間の愛情がっ!!!」




「愛情だと?」


ギランはミラの言葉に首をかしげる。

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