転生したら青森県民だった件について
@Contract
第1話 未開の地青森の生態
「君、そう画面の目の前にいる君だ」
「君は青森についてどんなイメージを持っているのか当ててやろう!」
「まず第1に、田舎で田んぼと畑ばかりで何もない所だと思っているだろう」
少年は少女の除くビデオカメラに向けて指を振り、レンズに顔を近づける。
「それは違う、確かにそんな地域もあるが人が多く集まる大体の地域には自転車で5分あればコンビニにも着くし自動車を10分走らせれば大概の欲しい物は手に入る」
「第2に、方言がキツすぎて訳の分からない言語で会話していると思っているだろう」
「それは半分正解だな。
今の30代くらいは大体訛って無いけど、場所だったり年齢次第では訛っていたり、最悪県民同士でも会話がなりたたないことがある」
「第3に、インターネットに疎く自然を使った野蛮な遊びをしていると思って入りだろう」
「そんなことは断じてなーい!!
確かに小学生までは私自信、用水路に草を浮かべて競争して遊んだり秘密基地を作って遊んでいたが、ゲーセンの遊べる台も少なくすぐに飽きてみんなネットに籠る!」
「むしろ、周りに遊ぶ場所がなさすぎてネットゲームだったり、アニメだったりと趣味に全力投球の奴が多い印象だ!」
「第4に、田舎特有のほみんなが知り合いで、ほのぼのとした空間が広がっていると思っているだろう」
「これも半分正解と言いたい所だが、悲しいことに言えないのが現状だな。」
「今もたまにそのような光景は見かけるが昔よりは断然少ないな。ご近所付き合いが頻繁な世代が無くなり初め、人口の現象も凄い」
レンズを除く少女は不満そうに声を上げる。
「ちょっと、あんまりマイナスなこと言わないでよ。県のPR動画を撮るんじゃ無いの?」
「おいおい何を言っているんだ奈々子そんなのみんながやるに決まっているだろ」
「そこにこの私が、そんな甘ったれたテンプレートのPR動画にかざ穴を開けてやるのだ!」
「てゆうか、収録中に喋るなまた撮り直しではないか」
「あ、ごめんごめん」
少女はボタンを押して録画を中止した。
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